更新日: 2024.04.12 その他暮らし

家計の事情で「1万円」しか出せないのですが、めいっ子への「卒業祝い」「入学祝い」を、どちらか1つだけにするのは失礼ですか? めいが春から高校を卒業し、大学生になりました

家計の事情で「1万円」しか出せないのですが、めいっ子への「卒業祝い」「入学祝い」を、どちらか1つだけにするのは失礼ですか? めいが春から高校を卒業し、大学生になりました
春にはお祝いのシーズンを迎える家庭が多くありますが、特にめいやおいなどが高校を卒業し、第1志望の大学に進学すると喜びもひとしおではないでしょうか。
 
しかし、家計の事情で高校の卒業祝いと大学の入学祝いのどちらか一方を選ばなければならない場合、どのように対応すれば良いのか迷う人もいるでしょう。
 
本記事では、こうした状況での適切な対応を解説し、また入学祝いの相場や贈る時期についても詳しく説明します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「卒業祝い」と「入学祝い」どっちを優先?

卒業と入学は、どちらも人生の大切な節目です。しかし、この節目はほぼ同時に訪れ、どちらのお祝いを優先すべきか悩む人も少なくありません。実際のところは多くの場合、入学祝いが優先される傾向にあります。
 
なぜなら、入学という新しいスタートは、新たな環境への適応、新しい学用品の購入、場合によっては引っ越しや通学手段の変更など、さまざまな準備と費用が伴うからです。
 
また、入学は新しい始まりであり、新たな生活を迎えるにあたっての励ましとサポートの意味合いが強いため、社会的には入学祝いを贈る習慣が根強いのです。
 
特に、高校から大学への進学は、生活環境が大きく変わる可能性が高く、その準備には相応の費用が必要となります。したがって、家計に限りがある場合は、これらの新しい生活のスタートをサポートする意味でも、卒業祝いより入学祝いを優先させるのが無難です。
 
対して、卒業祝いは人生の一区切りを祝うものです。大切なイベントではあるものの、進学する人にとっては入学と比べ、即座に新たな準備が必要というわけではありません。ただし、これはあくまで一般的なケースです。
 
もし卒業が特に重要な節目である、例えば長年にわたって特別な活動をしていたり、特定の物事を成し遂げたりした場合は、その重要性を考慮して卒業祝いを選ぶのも1つの方法です。
 
もし、どうしても両方を贈りたい場合は、負担がかからない範囲でそれぞれ小さなお祝いを用意するのもいいでしょう。
 

卒業祝いと入学祝いの相場はいくら?

金額は関係ないといっても、やはり相場は知りたいものでしょう。卒業祝いと入学祝いの相場について考える際、まず重要なのは贈る相手との関係性です。これが影響力のある要因の1つで、一般的には親族や親しい人へのお祝いは、より高額になる傾向にあります。
 
・卒業祝いの相場
卒業祝いに関していえば、相場は幅広く、贈り主との関係によって変わります。一般的には3000円から1万円程度が多く見られます。例えば、親戚の子どもや友人の子どもの場合は5000円程度が一般的ですが、非常に親しい関係であれば、1万円を超える場合もあります。
 
・入学祝いの相場
入学祝いに関しては、新しい生活のスタートに必要な物品の購入など、具体的な出費が伴うため、卒業祝いと比べて少々高めとなることが一般的です。5000円から1万円が相場ですが、親しい親族であれば1万円が一般的です。特に、大学や専門学校など、高等教育機関への進学では、2万から3万円のお祝いを贈ることも珍しくありません。
 

卒業祝いや入学祝いを贈る時期は?

卒業祝いや入学祝いを贈る時期には、一定のマナーが存在しますが、相手が喜んでいるタイミングに送ることが大切です。
 
・卒業祝いの適切な時期
卒業祝いは、その名の通り卒業を祝うものです。理想的には、卒業式が行われる日やその直後が適切といえるでしょう。具体的には、卒業式の1週間前から卒業式が終わった直後までの間が理想的とされます。これは、卒業の喜びが新鮮なうちに、その達成を祝うためです。遅れてしまった場合でも、できるだけ速やかに贈ることが大切です。
 
・入学祝いの適切な時期
入学祝いについては、新生活がスタートする前が理想的です。これは、新学期が始まる前に新しい生活に必要なものをそろえる時間を考慮してのことです。入学式の1ヶ月前から2週間前くらいまでに贈るのが一般的です。何らかの理由で入学が遅れるような場合は、状況に応じて適切なタイミングで贈りましょう。
 
贈るのが遅くなってしまった場合でも、入学後すぐ、またはできるだけ早いタイミングで贈ることが重要です。入学後の新しい生活が落ち着き始めた頃、お祝いの気持ちを伝えることで、子どもたちの新しい環境への適応を励ましましょう。
 

入学祝いを優先して、すてきなお祝いを贈ろう!

卒業祝いと入学祝いのどちらか一方しか贈れない場合は、入学祝いを優先するのが一般的です。新生活の支援として、入学に際しての出費を考慮すると、入学祝いがより重要と考えられます。
 
また、入学祝いの相場や贈る時期を参考に、心をこめてお祝いを贈りましょう。お祝いは金額ではなく気持ちが大切です。めいが新しい生活をスタートするこの大切な時期に、暖かいサポートを贈ってあげましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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