更新日: 2024.04.23 その他暮らし

【YouTubeオワコン化!?】視聴回数が伸びにくい理由とは?「節約系YouTuber」の現状を深掘りしてみた

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【YouTubeオワコン化!?】視聴回数が伸びにくい理由とは?「節約系YouTuber」の現状を深掘りしてみた
YouTubeは手軽に情報収集できることから、通勤時間や家事の合間などに利用している方もいるでしょう。
 
中でもお金を節約したい人々に向けて、節約方法や貯蓄術を紹介する「節約系YouTuber」は人気があるようです。しかし一部のYouTuberでは「再生回数が伸びにくい」などの声もあるようで、この影響から、YouTubeはオワコン化しているのではとの臆測がネット上でささやかれています。
 
そこで今回は、節約系YouTuberがオワコン化といわれる理由について解説します。
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「節約系YouTuber」がオワコン化!?

YouTuberはここ数年、子どものなりたい職業ランキングで10位内に選ばれるほど人気の職業の一つです。
 
2022年頃は、テレビでYouTubeを視聴するユーザーが増加したり、1日あたりのYouTubeショートの再生回数が3000万回再生を超えたりするなど、人気の高さを裏付ける発表がされていました。
 
YouTubeで得られる学びやエンターテインメントについて注目が集まっており、そのなかで節約系ユーチューバーの人気も高まったと考えられます。
 
しかし、2024年現在、急激に「節約系YouTuberが”オワコン化”している」といわれるようになりました。実際に、登録者や再生回数が伸びないことを公に発信しているYouTuberもいます。
 
YouTubeは、人気の変動やトレンドが変化しやすいため、2年前に好調だったとしても、人気や収益を長く維持するのは困難なのかもしれません。
 

節約系YouTuberが「オワコン」といわれる理由

この章では、節約系YouTuberが”オワコン化”しているといわれる理由についてご紹介します。特に、YouTuberの収益の観点でのポイントについて解説します。
 

再生回数やチャンネル登録者が伸びていないクリエイターがいる

視聴者側から見て「オワコン」かどうかの目に見える指標となるのは、「視聴回数」「チャンネル登録者の増加率」「コメント数」でしょう。
 
「節約系YouTuber」といわれるクリエイターのチャンネルのいくつかは、登録者数が数十万名いて、以前の動画では10万回以上再生されているにもかかわらず、再生数が伸びていないチャンネルが複数あります。
 
再生数の減少の背景には、「チャンネル数の増加」「コンテンツのネタ切れ」など、さまざまな原因が考えられます。
 
元からチャンネル登録者数が少ないクリエイターの場合は、再生回数が少なくても目立ちませんが、一度人気を獲得したクリエイターの場合は、人気が低下したようにみえるでしょう。
 

工夫をしないと収益を上げづらくなっている

一方、クリエイター側の目線で「節約系YouTuberのオワコン」を考えた場合は、収益の面が大きなポイントになるでしょう。
 
近年の傾向としては、TikTokや短時間で視聴できるYouTubeショートを視聴するユーザーが増加傾向にあることが挙げられます。
 
UUUM株式会社が公開した「2023年5月期通期決算説明 および今後の事業計画や成長可能性について」によると、YouTubeショートの再生回数は伸びているものの「売上への影響は小さい」と記されています。
 
「節約系」としてコンテンツの種類や内容をある程度制限せざるを得ないなかで、再生回数が増加しやすいショート動画の収益性が低いとすれば、節約系YouTuberの収益性は逆境に立たされているといえるかもしれません。
 

再生数などで苦戦している節約系YouTuberもいる

節約系YouTuberのなかには、再生回数やチャンネル登録者数が伸び悩んでいるように見えるクリエイターが存在します。
 
従来のコンテンツの広告が視聴回数によって収益を得ようとする場合、基本的に再生回数と収益が比例するため、収益が減少しているクリエイターもいることでしょう。
 
ショート動画の視聴回数が増えていることも、短期的にみると収益減少につながっていると考えられます。
 
しかし、広告単価としては少なくとも、ショート動画で認知度を高めるなどの工夫はできそうです。企業から直接広告費を得る企業案件など、YouTuberの収益については多様化しているため、コンテンツの作り方やクリエイターのキャラクターによっては、収益を維持・拡大する方法もあるでしょう。
 

出典

UUUM株式会社 2023年5月期通期決算説明 および今後の事業計画や成長可能性について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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