更新日: 2019.01.10 家具・片付け
片づけの美学34 写真の片づけ。フォトブックでスマートに
ただ、紙の写真はアルバムに整理しなければ、バラバラするし、見返しづらいし、さらに捨てづらいし、とそのまま見て見ぬふりをして引き出しに入れっぱなしになりがちです。
そんな写真をすっきり、見やすく整えてみませんか。
Text:奥野愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表
整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。
<美学のある暮らし>
目次
写真プリントが安い時代に、あえて便乗しない
最近は写真のプリントをネットから注文すると1枚3円など、とても安価です。しかし、安いからとたくさん注文すると、整理がとても大変です。貼りつけるアルバムの代金や収納スペースを考えると、一旦立ち止まって検討しましょう。思いの外、費用がかさむ場合も考えられます。
友人に写真をあげたい場合も、データを渡すか送れば無料ですみます。良かれと思って渡した1枚のプリントは、受け取った側を困らせているかもしれませんよ。
整理収納の観点から写真の整理・管理におすすめの形は、フォトブックです
フォトブックとは、スマホなどで撮影した写真で簡単につくれる写真集のようなアルバムのことです。インターネットのサイトやアプリから簡単な操作でつくることができて、1冊から手頃な価格で注文できるのもありがたいですね。
フォトブックの特徴である、写真がバラバラにならないこと、本としてスマートに管理できることは、整理収納の観点からみると理想的な形です。
今では様々な企業がフォトブックサービスを提供していて、1つ選ぶのが大変なくらいです。価格や写真の品質、紙の厚さなど仕上がりの雰囲気をポイントにフォトブックを選んでみてください。
一般的に仕上げ方にハードカバータイプとソフトカバータイプの2つがあります。ハードカバータイプが品質重視。
表紙が分厚く写真の質にこだわっていて、価格が数千円程度になります。背表紙にタイトルを入れられるものがあるので収納するときにとても便利です。
ソフトカバータイプは価格重視。オンデマンド印刷が多く、普段目にする写真プリントのような美しさは期待できません。価格は数百円とお手頃です。写真プリントのような美しいフォトブックが欲しい場合は、ハードタイプをおすすめします。
フォトブックを重荷にしないのが、最重要テーマ
フォトブックを作りたいと思ったとき、「難しそうだな」「面倒だな」というちょっぴりネガディブな気持ちが湧くかもしれません。今は各社が簡単に作りたい人向け・こだわって作りたい人向けの両方に対応できるフォトブックを提供してくれているので、お好みに合わせて選ぶことができます。
レイアウトが難しそう・面倒だけでなく、写真が多すぎて選ぶのが大変という方におすすめなのが、FUJIFILMのイヤーアルバムです。
たくさんの写真の中から自動で良い写真だけを選び、レイアウトまで行ってくれます。アルバムの主人公が設定できるので、意図通りのレイアウトが待っているだけで完成します。価格はA5サイズ16ページで3,065円(税別)。
http://f-photobook.jp/commodity/year-album/
大切なのは心の負担にならず、フォトブックづくりを楽しむことです。定期的に作っていくと、とてもよい思い出を残していけます。私は子どもたちの成長を毎年一人ずつ1冊にまとめています。見やすいと、両親をはじめ家族にとても好評です。
フォトブックはキャンペーンが多い?
フォトブックは魅力的だけど、プリントの写真やデータで見る事と比べると費用がネックでもあります。ですが、実はときどき割引キャンペーンをしているのをご存知でしょうか。季節の変わり目などタイミングは各社違いますが、10%offや20%offなどうれしい割引を見かけます。
普段から写真の整理をしていれば、キャンペーンを利用してお得にフォトブックをつくることができますよ。利用したことがない方はぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
Text:奥野 愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表