更新日: 2024.04.30 その他暮らし

GWは新幹線で旅行のはずが、子どもが風邪で「キャンセル」に!「新幹線代」は戻ってくる? 手数料はかかるの?

GWは新幹線で旅行のはずが、子どもが風邪で「キャンセル」に!「新幹線代」は戻ってくる? 手数料はかかるの?
「GWに新幹線で家族旅行に行こうとしたが、子どもが風邪をひいてキャンセルのときは新幹線の払い戻しは受けられるの?」というように、新幹線の払い戻しについて疑問がある人は多いのではないでしょうか。
 
実は、新幹線の払い戻しの内容は複雑で、しっかりと内容を理解しておかないと損をすることもあります。
 
本記事では、新幹線の払い戻しについて「えきねっと」を利用した例を解説します。きっぷごとの払戻金額の違いも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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新幹線の払い戻しは可能

まず結論からいうと、予約した新幹線の発車時刻より前なら基本的に払い戻しは可能です。ただし、払い戻しを受けるには受付時間に手続きしなければなりません。そして、払い戻しするきっぷの内容によって払戻手数料がかかる場合があります。
 
「えきねっと」の場合、発車時刻を越えてしまうと原則、指定特急券の払い戻しはできなくなりますが、乗車券自体は発車時刻を過ぎても無効にはなりません。
 
なお、えきねっとで手続きできなくなっても「みどりの窓口」に直接行けば、払い戻し条件を満たすきっぷであれば手数料を払ったうえで払い戻しが可能です。払い戻しが受けられるかは各鉄道会社に確認しましょう。自由券は有効期間内が出発日で設定されているため、早めに確認・手続きすることが大切です。
 

発車時刻前の払い戻し受付時間

えきねっとでの発車時刻前の払い戻し受付時間は、図表1のとおりです。
 
図表1

乗車日前日まで 5時00分~23時50分
0時10分~1時50分
乗車日 紙きっぷ 乗車日の列車出発時刻の6分前かつ23時50分まで
新幹線eチケットサービス 乗車日の列車出発時刻の4分前かつ23時50分まで
在来線チケットレス特急券サービス
在来線チケットレス座席指定券
乗車日の列車出発時刻までかつ23時50分まで

※列車出発時刻とは時刻表に記載されている時間を指す
えきねっと ご利用可能時間・期間についてを基に作成
 
上記のように払い戻しする日、払い戻しするきっぷによって払い戻しできる時間が異なります。払い戻しするときには、手続きできない時間があることを理解しておきましょう。
 

払戻手数料

新幹線のきっぷを払い戻すときには、手数料がかかります。払戻手数料の主な例は、図表2のとおりです。
 
図表2

チケットの種類 指定席券 乗車券 自由席券
新幹線eチケット
・基本商品
・大休ミドル
・大休ジパング
・株主優待割
・乗車日の2日前まで:340円
・前日と当日:指定席券の30%(最低340円)
220円
新幹線eチケット
・トクだ値
・発売額に割引率を乗じた金額(最低560円)
紙のきっぷ ・乗車日の2日前まで:340円
・前日と当日:30%(最低340円)
220円 220円

※JR東日本、JR北海道および北陸新幹線のエリアで利用区間が完結する予約の場合
えきねっと お申込みが不要になった(払戻・取消)を基に作成
 
上記のように、前日と当日に払い戻しをすると手数料が大きくなります。
 
なお、きっぷ受取前でも出発時刻を過ぎてしまうと、えきねっとでは払い戻しできなくなるため、みどりの窓口を利用して手続きする必要があります。また、チケットの種類によっては、きっぷ受取前と受取後で手数料が変わるケースがあることには注意してください。
 

まとめ

GWなどの長期休暇には、新幹線を利用し家族でお出かけしようと計画している人も多いはずです。しかし、楽しみにしている旅行が、子どもの病気など何かしらの事情でキャンセルせざるを得ないときもあるでしょう。そのようなときには、新幹線などの予約をキャンセルするなどの手続きをしなければなりません。
 
新幹線のキャンセルは手続きできる時間、手数料が決まっているため、内容を理解して負担の軽くなる方法や金額でキャンセルしましょう。なお、同じ新幹線でも管轄が違う場合、内容に違いが見られることには注意してください。
 

出典

えきねっと ご利用可能時間・期間について
えきねっと お申込みが不要になった(払戻・取消)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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