人気スポーツになりつつあるプロバスケリーグ「Bリーグ」 プロバスケの賞金っていくらなのか
配信日: 2018.11.15 更新日: 2019.01.10
現在、バスケットボールはシーズンの真っ最中です。
2016年から男子バスケットボールは国内に2つあったプロリーグが一つに統合され、Bリーグが誕生し、一気にプロ化が進みました。
今回は、プロバスケットボールと賞金についてのお話をします。
Text:大場脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー。
山形をベースに全国で活動する。
本人が地方在住、そして独身のため、独身向けのマネープラン、地方ならではのマネープラン実情に精通している。
得意分野は、専門用語を使わないお金の話、資産運用、確定拠出年金、保険の見直し、地方在住者の教育資金など身近なお金に関わること全般。
お金のことは前向きにシンプルに考えることがモットー。
ブログはほぼ毎日更新、専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
地元山形の金融リテラシー向上のために日々奔走中。
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「Bリーグ」とは?
現在、男子バスケットボールのプロリーグであるBリーグは、B1、B2、そしてプロチームと実業団チームが混在するB3リーグの3部に分かれています。
B1、B2が各18チーム、B3が10チームの合計46チームで構成されています。もちろんBリーグもサッカーのJリーグなどと同じように優勝争い、そして残留争いがあります。
B1で下位になればB2上位チームとの入れ替え、B2で下位になればB3の上位チームとの入れ替えになります。
各チームは財務やアリーナの規模などによってライセンスが与えられているため、成績はもちろんですが、周辺環境も整えていかないといけません。
B1に昇格、そしてB1で戦うためには「B1ライセンス」が必要です。同じようにB2に昇格、B2で戦うためには「B2ライセンス」が必要になります。
なお、B3リーグに所属する実業団チームはB2には昇格できません。
バスケットボールは10月頃~翌年5月頃までリーグ戦が行われ、並行して全日本バスケットボール選手権(天皇杯)が行われ、正月明け頃から天皇杯は本格化してきます。
バスケットボールシーズンはまだまだ始まったばかりですが、これからタイトルと賞金をかけた闘いが熾烈を極めます。
国内プロバスケットボールの賞金額は以下の通りです。
■国内プロバスケットボールの賞金額(リーグ戦、天皇杯)
<Bリーグ(リーグ戦)>
B1リーグ戦およびBリーグチャンピオンシップ(プレーオフ)の結果により、賞金額が決まっています。
(1)年間優勝:賞金5000万円
(2)年間準優勝:賞金2000万円
(3)優勝、準優勝を除く年間ベスト4:賞金750万円
(4)ベスト4以上を除くチャンピオンシップ出場:賞金500万円
(5)レギュラーシーズンカンファレンス優勝:賞金1000万円
B2リーグ戦およびB2プレーオフの結果により、賞金額が決まっています。B2プレーオフを勝ち抜けばB1へ昇格することができます(B1ライセンス必須)。
(1)年間優勝:賞金1000万円
(2)年間準優勝:賞金300万円
<天皇杯>
優勝:2000万円
Bリーグはまだ歴史が浅く、Jリーグと比べると賞金額は少なめです。
今年の例に当てはめると、B1レギュラーカンファレンス優勝、プレーオフ優勝、天皇杯優勝で総額8000万円を獲得することになります。
賞金を得られれば、チームにお金が入り、それがチームの運営や強化費に充てることができます。
活躍に応じて選手の年俸にも還元されます。
Bリーグチームの主な収入は、スポンサーから得られるスポンサー収入、グッズを販売して得られるグッズ収入、そしてチケット料です。その他に、このような賞金も大きな収入源です。
スポンサー収入とは、ユニフォームスポンサーはもちろん、アリーナの広告や試合ごとに「○○株式会社プレゼンツマッチ」といった冠スポンサーマッチを開催することで得られる収入を指します。
バスケットボールはシーズンの真っ最中です。試合はもちろんですが、リーグや天皇杯の賞金額にも注目していくと、また違ったバスケットボールの楽しみ方ができますよ!
出典
公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ「リーグ表彰規程」
第92回天皇杯・第83回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会
Text:大場 脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー。