更新日: 2024.05.10 その他暮らし

就職で上京する息子が「家賃10万の家に住みたい!」と言っているのですが、都内といえども高すぎますよね…?

就職で上京する息子が「家賃10万の家に住みたい!」と言っているのですが、都内といえども高すぎますよね…?
東京は、物価や家賃が高いことで知られています。そのため、立地のよさから割高な家賃がかかる物件も珍しくありません。
 
東京都の1人暮らし物件で家賃10万円は、高い可能性が考えられます。そこで今回は、東京都内の家賃相場について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1人暮らし物件で10万円は高水準

例え東京都といえども、1人暮らし物件でよくあるワンルーム・1K・1DKで家賃10万円は決して安いとはいえません。東京はデザイナーズマンションや新築アパートなど、家賃の高い物件が多数存在します。また築古でも、アクセスがよく人気の区は家賃が高い傾向がみられます。
 
しかし、わざわざ高い家賃の物件を選ぶ必要はありません。東京は電車やバスなど、公共の交通機関がいたるところに存在します。そのため、それほど人気のないエリアでも郊外に比べればアクセスは良好といえるでしょう。
 
ただし、職場によっては何度も乗り換えが必要になる場合もあります。そのため、物件を選ぶときは職場とのルートを事前に確認しておきましょう。
 

東京都の家賃相場

東京の一部エリアにおける1人暮らし物件の家賃は、以下の価格帯(表1)です。
 
表1

エリア 家賃相場(ワンルーム・1K・1DK)
中央区 約9.8万円
新宿区 約7.9万円〜9.5万円
杉並区 約6.6万円〜8.0万円
板橋区 約6.5万円〜7.5万円
練馬区 約6.3万円〜7.3万円
足立区 約6.5万円〜7.1万円
江戸川区 約6.0万円〜7.0万円
葛飾区 約5.6〜7.1万円

※筆者作成
 
表1から分かるように、東京23区内でも家賃に大きな差が生じています。特に都心に近い中央区や新宿区は、家賃の高さが顕著です。また数値はあくまで平均相場であるため、さらに高い物件も存在します。
 

区内の狙い目は葛飾区・足立区・江戸川区

アクセスと家賃の安さを両立させるなら「葛飾区・足立区・江戸川区」がおすすめです。葛飾区は23区の北東に位置しており、新宿・渋谷駅までおよそ40分で行ける場所にあります。周囲に個人商店や商業施設が並んでおり、普段使いの買い物に便利な場所です。
 
足立区は緑や公園の多いエリアです。区内全体で土地の起伏が少なく、自転車や徒歩での移動が簡単です。東武伊勢崎線も通っているため、浅草にも簡単にアクセスできます。
 
江戸川区は東京から東に位置する住宅地です。スポーツ施設や商店街が多いため、家族を中心に人気があるそうです。
 
葛飾区・足立区・江戸川区は、いずれも家賃がおよそ6万円〜7万円台のエリアです。立地もよいため、生活する分に不自由はないでしょう。
 

23区外も穴場物件が多い

23区外まで範囲を広げるなら、家賃相場は大きく下がります。そのため、お金をためたい方やほかのことにお金を使いたい人は、郊外エリアを検討するのもよいでしょう。郊外エリアの家賃相場は、1人暮らし向きの物件でおよそ4万円〜7万円です。
 
ただし、都心へのアクセスが多少悪くなる可能性があるので、その点には注意が必要です。
 

都内でも6万円台の物件はたくさんある

東京都は、他の地域と比べ家賃が高くなりがちですが、1人暮らし向けの物件で「家賃10万円」は高いと感じられるでしょう。23区内であっても家賃6万円台で住めるエリアは存在します。安くてもコストパフォーマンスに優れた物件を選んだほうが、家計的にも堅実といえるでしょう。
 
特に就職直後から高い物件に住むと、生活費や貯蓄に回せるお金が減りかねません。そのため、住む家は収入に対して無理のない範囲で探すことをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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