更新日: 2024.05.11 その他暮らし
夫が通勤用の車以外にもバイクを持っています。「大してお金はかからない」と言っていますが、維持費はどのくらいかかるのでしょうか?
実際バイクを維持するには、燃料費や保険料、定期的なメンテナンス費用などがかかります。一般的には見落とされがちな費用も多く、その金額には意外な差が生じることもあります。
本記事で、実際の維持費について探ってみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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バイクの維持費の内訳
バイクにかかる主な維持費は、以下の通りです。
・税金
・保険料
・ガソリン代
・車検費用
・メンテナンス費用
・駐車場代
それぞれの費用について、詳しく見ていきましょう。
税金
バイクの税金には、軽自動車税と自動車重量税がかかります。
・軽自動車税
バイクの排気量によって、軽自動車税の額が決まります。例えば、251cc以上のバイクの場合、年間6000円の軽自動車税が必要です。
・自動車重量税
新車購入時や車検時にかかる税金であり、バイクの重量によって税額が決まります。
保険料
バイクで加入する保険は、自賠責保険と任意保険です。
・自賠責保険
公道を走行するために必ず加入しなければならない保険であり、バイクの排気量で保険料が決まります。
・任意保険
交通事故への備えとして加入する保険で、保険会社や補償内容、年齢等によって保険料が変わります。
ガソリン代
排気量や燃費によって異なりますが、車よりも燃費が良い傾向があります。250cc超の場合は、リッターあたり20~40キロメートル程度が目安でしょう。年間走行距離が1万キロメートルでバイクの燃費が30km/L、ガソリン代が160円/Lの場合、1年間にかかるガソリン代は約5万円となります。
車検費用
250cc超のバイクは初回3年、以降2年に1回車検を受ける必要があります。車検費用は、バイクの排気量や車検整備工場によって異なりますが、250cc超の場合は、約5~10万円が目安です。
メンテナンス費用
エンジンオイルやタイヤなどの消耗品を交換する必要があり、年間数万円程度が目安です。また定期点検や修理も必要であり、年間数万円程度かかります。
駐車場代
自宅に駐車スペースがない場合は、駐車場を借りる必要があります。駐車場代は地域などにより異なりますが、月額数千円~数万円程度が目安です。
バイクの維持費を節約するポイント
バイクの維持費の節約額は、バイクの種類や使用状況、地域などによって大きく変わるため、具体的な金額を示すことは難しいです。しかし、以下のような節約策を実施すれば一定の節約が見込めます。
・自賠責保険の長期加入
・任意保険を見直す
・燃費を意識した走行をする
・点検・メンテナンスをしっかり行う
・消耗品のグレードを見直す
・排気量の小さいバイクを選ぶ
これらの節約策を実行すれば、年間数万円程度の節約が可能となるかもしれません。ただし、安全性を確保するために必要な費用は節約せず、適切に行うことが重要です。
自賠責保険の長期加入
自賠責保険は保険期間を長く設定するほど、1年あたりの保険料が安くなります。そのため少しでも節約したい場合は、長期で加入することをおすすめします。
任意保険を見直す
任意保険は交通事故への備えとして加入する保険であり、保険会社や補償内容、年齢等によって保険料が変わります。保険料が高いと感じる場合は、保険内容を見直すことで節約できる可能性があります。
燃費を意識した走行をする
急発進や急ブレーキ、不必要なアイドリングを避けて速度に見合ったギアで走行することで、ガソリンの消費を抑えられます。
点検・メンテナンスをしっかり行う
バイクの状態を良好に保つためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。そのため、修理費用を抑えることが期待できます。
消耗品のグレードを見直す
タイヤやオイルなどの消耗品についても高価なものを使用している場合は、グレードを見直すことで節約できる可能性があります。
排気量の小さいバイクを選ぶ
排気量が小さいほど、税金や保険料、ガソリン代が安くなります。
250cc超バイクの年間維持費の目安は約20万円
バイクの維持費は排気量や走行距離、車検整備工場によって大きく異なりますが、250cc超の場合は年間20万円程度かかる可能性があります。ただし、具体的な維持費はバイクの種類や使用状況、地域などにより変わります。
夫から「大してお金はかからない」と言われている場合でも、実際に維持費を計算してみると、意外にかかることが分かるかもしれません。バイクを購入する前にしっかりと維持費を計算し、予算内に収まるかどうか確認することが大切です。
出典
総務省 平成28年度から軽自動車税の税率が変わります
国土交通省 次回自動車重量税額照会サービス
損害保険料率算出機構 自動車損害賠償責任保険基準料率
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー