更新日: 2024.05.13 その他暮らし
「グレード」によって車の値段が違うのはなぜ?「エントリーグレード」と「上級グレード」のメリットとは?
今回は車のグレードにどのような違いがあるのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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グレードで車体価格が違う理由
ほとんどの車種において、グレードごとの車体価格は異なります。グレードのバリエーションも車種によって数が異なるため、グレード数の多い車種だと迷う方も多いでしょう。
基本的に、グレードごとの違いは以下の2点が挙げられます。
●装備
●ガソリン車とハイブリッド車
それぞれの違いについて解説します。
装備の数と質
グレードが高いほど装備の数・質ともに上がる傾向にあります。基本的に、グレードごとの違いは装備面にあるといってよいでしょう。
グレードごとで変わる装備の例として、以下が挙げられます。
●ホイールのデザインや使用素材
●ヘッドランプを始めとした各種ランプ
●ハンドルの素材
●シフトチェンジ用のノブに使われる素材
●乗車シートの機能や素材
●安全予防の装備
車種ごとでグレードによる装備の差は異なりますが、基本的に上記の部分を変更することが多いでしょう。
また、近年は車体の各箇所にセンサーを搭載して事故や運転上の危険を検知・支援する機能が、各メーカーの車に搭載されています。こちらの機能もグレードごとで標準装備であったり、充実する傾向があったりするため、長距離運転する方などは上位グレードを選ぶのがおすすめです。ただし、装備の数や質が充実するほど、車体価格は高くなります。
ガソリン車とハイブリッド車
車にはガソリンのみで走行するガソリン車と、モーターとガソリンで走行するハイブリッド車が存在します。基本的に、ハイブリッド車のほうが高価格です。そのため「上位グレードはハイブリッド車」とイメージする方も少なくないでしょう。
また車種によっては、ガソリン車とハイブリッド車ごとでグレードが展開されている場合や、モデルチェンジによってガソリン車モデルが廃止された車も存在します。ハイブリッド車は車体が高価な反面、高い燃費性能が特徴です。ガソリン代を大幅に節約できるため、長期的な目線ではコストパフォーマンスが高いといえます。
なお、そのほかのタイプにはハイブリッド車に外部充電機能を搭載した「PHEV(プラグインハイブリッド)」のグレードや、完全電動駆動のEV車も存在します。ハイブリッド車より高価ですが、長い電気走行距離が魅力です。排ガスによる環境への影響やガソリン価格の高騰を気にせず済みます。
エントリーグレードと上級グレードのメリット
エントリーグレードと上級グレードでは車体価格に差がありますが、一概に上級グレードだけが優れているとは限りません。
参考として、エントリーグレードと最上級グレードの車体価格の目安を表1にまとめました。
表1
車種 | エントリーグレードの価格の目安 | 最上級グレードの価格の目安 |
---|---|---|
A社コンパクトカー | 約150万円 | 約250万円 |
B社コンパクトカー | 約160万円 | 約250万円 |
C社コンパクトカー | 約170万円 | 約210万円 |
※筆者作成
3車種を比較すると、車体価格におよそ40~100万円の差が生じていることが分かります。エントリーグレードのメリットは、コストパフォーマンスの高さといえるでしょう。
エントリーグレードは総じて車体価格が150万円前後であるため、上級グレードに比べ入手しやすいといえます。装備にこだわりがないなら、エントリーグレードで十分でしょう。
最上級グレードのメリットは、充実した装備による運転の快適さです。上級グレードほど安全装備やインテリアの質がアップする傾向にありますので、車に快適さを求める場合は上級グレードがおすすめです。
こだわるなら上級グレードが最適
車のグレードは、主にエンジン性能や装備によって差がでるといってよいでしょう。基本的にグレードが高いほど高性能・高品質ですが、車種によってその差は異なります。
車を選ぶときには、重視するポイントに応じて性能や装備を比較するのがおすすめです。グレードごとの違いを明確にして、最適な車を選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー