更新日: 2024.05.14 その他暮らし

弟の「結婚式」に招待されました。「夫婦+1歳の子ども」と参加するのですが、ご祝儀は「5万円」でもマナー違反にはなりませんか? 正直、金欠なので出費を抑えたい気持ちもあります…

弟の「結婚式」に招待されました。「夫婦+1歳の子ども」と参加するのですが、ご祝儀は「5万円」でもマナー違反にはなりませんか? 正直、金欠なので出費を抑えたい気持ちもあります…
結婚式に招待されるとうれしい気分になる一方で、「ご祝儀はいくら包めばいいのか」「失礼にならない金額や相場はどのくらいか」と悩む人は多いのではないでしょうか。兄弟姉妹の結婚式に親族として参加する場合は事前に相談したほうがいいのかも含めて迷うかもしれません。
 
本記事では、兄弟姉妹の結婚式に配偶者と乳幼児を連れて参加するケースを想定し、ご祝儀の相場やマナーについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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友人や知人の結婚式に参加する場合のご祝儀相場

「結婚式のご祝儀は1人あたり3万円」と言われることもありますが、ご祝儀に相場はあるのでしょうか。
 
ご祝儀の金額は特に明確なルールがないため悩むことも多いですが、一般的には自分の年齢や新郎新婦との関係性、会場規模や招待人数などによって変化し相場があります。例えば、友人や知人の結婚式に参加する場合は、普段の関係性にもよりますが3万円から5万円程度が目安となるでしょう。
 
自分自身が社会人になったばかりで収入が少ない場合は、2万円でも「許容範囲」とされることもあります。ただし「2」という数字は割り切れて縁起が悪いといわれることもあるため、一般的には好まれません。したがって、ご祝儀を包む場合は「1万円と5000円札を2枚」といったような工夫を心がけましょう。
 

関係性ごとのご祝儀相場とは?

親族へのご祝儀相場は2023年の「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、首都圏平均は7.9万円となっています。友人や上司が3万円や4万5000円程度のため、親族の場合は一般的に金額は高くなる傾向があります。
 
ただし、自身の年齢や関係性、経済事情などで具体的な金額は変化することもあります。
 
例えば、上司が渡すご祝儀金額の平均は4万5000円ですが「5~10万円未満」と回答した人が全体の59.3%と最も多くなっています。同様に親族の場合の平均金額は7万9000円ですが、こちらも「5~10万円未満」と回答した人が全体の58.9%いて、28.8%の人が「10万円以上」と回答しています。
 
親族へご祝儀を渡す際は、特に自身に年下の兄弟姉妹がいる場合は多めに包むこともあります。ただし親族事情などによっては、自分たちだけ金額が少なすぎる、多すぎると都合が悪い可能性もあるため、迷ったら事前に親に確認してみましょう。
 
また、夫婦で参加する場合はご祝儀を連名で渡すこともあります。少し多めに包む場合も、割り切れる偶数や縁起が悪いとされる数字は避けることが多いため、4万円、6万円といった金額はやめておいたほうが良いでしょう。
 
そのため、夫婦で参加する場合は5万円程度包むことが多いようです。子どもの分も含めるなら気持ち分を上乗せして7万円程度が良いでしょう。
 

金額が少なすぎるのも問題

なかには「子どもの分は考えなくていい」と考える人もいるかもしれませんが、あまりおすすめできません。
 
先ほどのリクルートの調査では新郎新婦の自己負担額平均は153万7000円となっており、2022年度と比べると約6万円増えています。招待客1人あたりの費用平均は約9万円で、披露宴を含む結婚式を開催するためには多額の費用がかかることも少なくありません。
 
乳幼児が参加する場合は費用面だけみると大人より低く抑えられるかもしれませんが、食事や各種備品だけでなくベビーベッドやベビーカーの確保など、大人や小学生以上の子どもとは別で準備してもらう必要もあるでしょう。
 
そのため「まだ1歳だから子どもの分のご祝儀は必要ない」と考えるのは現実的ではないと思われます。夫婦で参加する場合よりも上乗せして多めに包むのもひとつの考え方です。また、多く包むのが難しい場合は子どもの料理代なども考慮したプレゼントを贈るのも良いでしょう。
 
どうしても5万円以上のご祝儀を用意するのが経済的に厳しい場合は、今後お中元やお歳暮などの機会を利用して別途お祝いするのも良いかもしれません。
 

まとめ

本記事では、弟の結婚式に妻と1歳の子どもと一緒に参加すると、ご祝儀は5万円程度でも問題ないのか解説しました。
 
ご祝儀の金額に正解はありませんが、実際は新郎新婦との関係性や自身の年齢、結婚式や披露宴の参加人数によって相場が変わることが多いと考えられます。夫婦と幼い子どもの3人で親族の結婚式に参加する場合は、合計7万円を目安に他の家族との調整や経済事情などと照らし合わせて検討してみましょう。
 
乳幼児と一緒に参加するからといって過度に気を遣いすぎる必要はありませんが、準備すべき内容は会場側の設備や考え方などによって変わるため、新郎新婦を通して念のため事前に確認することをおすすめします。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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