更新日: 2024.05.28 その他暮らし

父の大好物”日本のシシャモ”は1尾「300円」以上!?普段スーパーで見かけるシシャモとどこが違うの?

父の大好物”日本のシシャモ”は1尾「300円」以上!?普段スーパーで見かけるシシャモとどこが違うの?
スーパーで見かけるシシャモの多くは外国産である「カラフトシシャモ」といわれています。本来「シシャモ」といえば、北海道で水揚げされるシシャモを指しますが、カラフトシシャモと比べてその量は少なく、高価な傾向にあるようです。
 
そこで今回は、日本で水揚げされるシシャモとスーパーでよく売られているカラフトシシャモの特徴や価格の違いなどを解説します。
 
日本のシシャモとカラフトシシャモは何が違うのか、またその価格にどの程度の差があるのか、気になる方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

日本のシシャモとカラフトシシャモの特徴の違い

まずは、日本のシシャモとカラフトシシャモそれぞれの特徴を見てみましょう。
 
シシャモは、北海道の太平洋岸のみにだけ生息する日本固有の魚です。シシャモの特徴は以下の通りです。

●大きさは13センチメートル前後
●ウロコが大きい
●口や目が大きい
●脂びれが小さい
●雄は産卵期に体色が黒ずむ
●川へ遡上(そじょう)して産卵する
●価格が高い傾向にある

一方でカラフトシシャモは、外国から輸入された魚で、北太平洋北部から北極海、北大西洋北部にかけて分布しています。なお、カラフトシシャモは「キュウリウオ科」の仲間であり、シシャモではないようです。カラフトシシャモの特徴は以下の通りです。

●大きさは15〜18センチメートル程度
●ウロコが非常に小さい
●口や目が小さい
●脂びれが大きい
●ウロコの色は銀色が強い
●海で産卵し川へは遡上(そじょう)しない

両者を区別するには産地はもちろん、形や大きさ、売られている価格などをチェックすることが大切です。
 

日本のシシャモとカラフトシシャモは価格帯が異なる

日本のシシャモとカラフトシシャモの特徴の違いが分かったところで、価格について見てみましょう。
 
今回は、目にすることの多い子持ちシシャモで比較します。
 
政府統計の総合窓口e-Stat「小売物価統計調査(動向編)2023年」によると、カラフトシシャモの東京都区部の平均価格は100グラム当たり242円でした。対して、日本のシシャモの販売相場価格は100グラム当たり1000円~1500円ほどでした。
 
価格はあくまで一例ですが、シシャモとカラフトシシャモの100グラム当たりの価格を比較すると、1000円以上の差が生じることもあるようです。
 
時期や販売元によって価格は変動しますので目安にはなりますが、カラフトシシャモの方が安価であるといえるでしょう。
 

普段よく目にするシシャモは比較的安価な「カラフトシシャモ」の可能性が高い

普段スーパーで目にするシシャモは、外国産のカラフトシシャモである可能性が高いこと分かりました。なお、カラフトシシャモはキュウリウオ科の仲間なので、シシャモではありません。
 
日本で水揚げされる本物のシシャモは、カラフトシシャモに比べ価格が高い傾向にあり、出回っている量も少ないようです。
 
興味のある方は、一度食べ比べてみるのもいいでしょう。
 

出典

政府統計の総合窓口e-Stat 小売物価統計調査(動向編)2023年 表番号1【03】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集