更新日: 2024.06.07 子育て

一人暮らしの学生です。九州の母が毎月「食料」や「仕送り」をくれますが、負担になっていないでしょうか…。仕送りなしの生活に近づけるためにはどうしたらいいですか?

一人暮らしの学生です。九州の母が毎月「食料」や「仕送り」をくれますが、負担になっていないでしょうか…。仕送りなしの生活に近づけるためにはどうしたらいいですか?
進学によって一人暮らしを始めると、心配をした親から仕送りとして食料や金銭が送られてくるケースは多くあります。
 
仕送りは生活の助けになりありがたい一方で、親の負担になっているのではないかと心配している方もいるでしょう。
 
今回は、一人暮らしをしている学生の平均生活費や親からの仕送り額、なるべく仕送りなしで生活するコツなどについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一人暮らしの学生の平均生活費

全国大学生活協同組合連合会が令和4年に実施した「第59回学生生活実態調査」によると、下宿している学生の平均生活費は、月に12万7500円、年換算で153万円でした。
 
費用のなかでも家賃などを表す住居費は平均で月に5万4130円と最も高く、次いで食費の2万5880円となっています。
 
親から食材を送ってもらうと、食費がかなり節約できるため生活に余裕が生まれやすいといえるでしょう。
 

一人暮らしの学生の平均仕送り額

同調査によると、下宿している学生への仕送り額は月平均で7万120円、年換算で84万1440円を受け取っています。
 
また、アルバイトの収入や奨学金などの収入も含めると、月の平均収入は合計で12万9240円です。平均生活費と比べると上回っているため生活はできるでしょう。
 
しかし、平均収入のうち約半分は仕送りです。
 
生活費の見直しをして、仕送りがなくても収支がマイナスにならないように注意することで、仕送りのストップや減額を申し出られるようになるでしょう。
 

仕送りなしの生活に近づけるための方法

学生がなるべく仕送りなしで生活するために、日常生活における無駄な出費の削減や節約、利用できる制度の活用などの方法を検討してみましょう。
 
これらを実践することで、仕送りなしでも生活がしやすくなる可能性があります。
 

固定費を節約する

まずは、生活費で節約できる項目はないかを確認してみましょう。
 
特に、水道光熱費やサブスクリプションなどは節約しやすい項目です。
 
東京都水道局によると、歯磨きのときに水を30秒間出したままにすると約6リットルの水を消費するようです。
 
しかし、歯磨きのときにコップに水を注いで利用すると、水道使用量はコップ1杯分におさえられ、水の消費量は0.6リットルと、約5リットルの節水ができるとされています。電気を使わないときに消したり、シャワーの流しっぱなしをやめたりすることで、光熱費もおさえられます。
 
さらに、スマートフォンやパソコンで使用していないサブスクリプションがないかも確認しておきましょう。1ヶ月500円のサブスクリプション契約を解除すると、1年で6000円を節約できます。
 
一つの節約額は小さくても、積み重ねていくことで仕送りなしでも生活できるようになる可能性はあるでしょう。
 

奨学金の利用も検討する

学費もできるだけ自分で負担したい場合や、親から自分で支払うように言われている場合は奨学金の利用も検討しておきましょう。
 
奨学金にはおもに返済が不要の給付型奨学金と、卒業後に返済が必要な貸与型奨学金が存在します。給付型奨学金は世帯の所得金額などの利用条件が設けられている場合が多いようです。
 
一方、貸与型奨学金は利子の有無などの種類があるようです。
 
給付型奨学金よりは比較的利用しやすい可能性があります。奨学金により在学中の学費の負担を軽減できれば、親から学費分の仕送りを受け取らずに生活できる場合もあるでしょう。
 

節約や奨学金の利用などで仕送りなしで生活できる可能性はある

一人暮らしの学生は、親からの仕送りがないと生活費が不足するケースもあります。
 
仕送りによる親への負担が気になる場合は、まず自分の生活を見直して不要な費用を削ることが必要です。水道光熱費をうまく節約したり奨学金制度を利用したりすれば、仕送りなしでも生活できる可能性は十分にあるでしょう。
 
もし親に負担をかけたくないのであれば、ある程度金銭的に余裕ができたときに仕送りがいらない旨を伝えてみましょう。
 

出典

全国大学生活協同組合連合会 第59回学生生活実態調査 概要報告
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
独立行政法人日本学生支援機構 奨学金制度の種類と概要
 給付奨学金(返済不要)
 貸与奨学金(返済必要)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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