更新日: 2024.06.13 その他暮らし

車屋で購入をすすめられた「三角表示板」。もしかして持っていないと“罰金”などあるの?

車屋で購入をすすめられた「三角表示板」。もしかして持っていないと“罰金”などあるの?
三角表示板とは、交通事故や車両の故障時に使用される三角形の警告標識です。車の標準装備としては搭載されていないことが多いようで、車をメンテナンスに出した際や購入する際などに用意することをすすめられた人もいるでしょう。
 
今回は三角表示板を所持する必要があるのかとあわせて、持っていない場合の罰金や罰則についてまとめました。三角表示板として利用するために必要な規格もご紹介しています。
FINANCIAL FIELD編集部

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三角表示板を持っていないだけで罰金や罰則の対象になる?

結論、三角表示板を持っていないだけでは罰金や罰則の対象にはならないようです。そのため、現時点で車に積んでいないからといって反則金や罰金を支払う必要はないでしょう。
 
ただし、使用すべき場面で所持していない場合は、罰金や罰則の対象となってしまいます。具体的には、高速道路や自動車専用道路を走行している最中にやむを得ず停車する場合は、三角表示板の表示が必要です。
 
なお、道路交通法では以下の条文が定められています。
 
自動車の運転者は、故障その他の理由により本線車道若しくはこれに接する加速車線、減速車線若しくは登坂車線(以下「本線車道等」という。)又はこれらに接する路肩若しくは路側帯において当該自動車を運転できなくなったときは、政令で定めるところにより、当該自動車が故障その他の理由により停止しているものであることを表示しなければならない。
 
表示しなかった場合は「故障車両表示義務違反」となり、それぞれ以下のように罰金が設定されています。

●大型車:7000円
●普通車・2輪車:6000円
●小型特殊車:5000円

違反点数も1点加算されるため、三角表示板は車に積んでおきましょう。
 

三角表示板はいくらで買える?どこで取り扱われている?

三角表示板の価格は、1000円~2000円程度と考えておけば問題ないでしょう。各種ネットショップや価格比較サイトを見てみると、上記の金額がボリュームゾーンになっていました。
 
上記で紹介したネットショップはもちろん、カー用品店やホームセンターで取り扱われています。そのため、購入自体のハードルは決して高くないでしょう。
 
もし持っていないなら、できるだけ早めに用意するのがおすすめです。購入金額よりも罰金の方が高くつき、万が一の際は違反点数も付いてしまいます。
 

三角表示板の規格に決まりはある?

結論、三角表示板を購入するなら規格を満たしているかを確認しましょう。三角表示板として使用するには以下の規格を満たす必要があるとされています。

●赤色で反射を視認できる
●正立正三角形の反射部がある
●200メートル離れた場所からも反射が確認できる
●道路上で垂直に自立できる

なお、夜間用・昼間用で決められている規格に若干の違いがあるようです。販売されている三角表示板のほとんどはどちらの用途を満たすように作られている可能性が高いですが、購入時は念のために確認しておきましょう。
 

三角表示板を所持していないだけで罰則・罰金が適用されることはない

三角表示板の携帯は必須ではなく、つんでいないからといって何か罰則・罰金が発生するわけではありません。車の標準装備でもないため、国内製造の車には積んでいないことも多いようです。
 
ただし、高速道路や自動車専用道路などの走行中に緊急停車する際は、必ず三角表示板を設置しなければなりません。万が一所持していない場合は「故障車両表示義務違反」となり、罰金や違反点数の付与が発生するため注意しましょう。
 
三角表示板はネットショップやカー用品店など、身近な場所で手に入ります。価格も1000円~2000円程度で購入できるため、もし所持していないのであれば早めに購入しておきましょう。
 

出典

山形県警察 高速道路交通警察隊
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
警視庁 交通違反の点数一覧表
デジタル庁 e-Gov法令検索 道路交通法 第七十五条の十一
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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