更新日: 2024.06.20 その他暮らし

「紙パックの焼酎」と「瓶の焼酎」で容量は一緒なのに値段が違う!?どう使い分けすべき?

「紙パックの焼酎」と「瓶の焼酎」で容量は一緒なのに値段が違う!?どう使い分けすべき?
焼酎の容器には紙パックや瓶などの種類があります。同じ銘柄で容量が同じであれば、入っている焼酎に違いはありません。
 
この記事では、銘柄ごとに紙パックと瓶の値段を比較し、その考察をしていきます。また紙パックと瓶焼酎のそれぞれのメリット、デメリット、使い分けについても紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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焼酎の値段を比べてみた

3つの商品の値段を紙パックと瓶で比較をしてみました。表1はその比較表です。
 
表1

紙パック(円) 瓶(円)
A商品 2201円 2300円
B商品 1862円 2486円
C商品 1751円 2116円

※2024年6月現在、1本あたりの値段
※筆者作成
 
瓶のほうが紙パックに比べて平均360円ほど値段が高くなっています。紙パックのほうが輸送および製造コストがかからず、価格の安さにつながっている可能性が考えられます。
 

紙パックの焼酎と瓶焼酎のメリット・デメリット

ここでは紙パックの焼酎と瓶焼酎の違いをメリット、デメリットごとに分けて解説していきます。
 

紙パックの焼酎のメリット・デメリット

紙パックの焼酎のメリットは2つあります。1つ目は、「軽いこと」です。紙パック自体の重さは数十グラム程度です。1800ミリリットルの焼酎を入れても重さは2キログラムにも満たず、比較的持ち運びしやすく、まとめ買いもしやすいでしょう。
 
2つ目は、「簡単に捨てられる」ことです。紙パックは小さくたたんだり、牛乳パックのように切り分けたりすることができるので、燃えるゴミとして捨てられます。捨てる際の手間がかからないことも紙パックの強みといえるでしょう。
 
一方で2つのデメリットが挙げられます。1つ目は、「保存方法によっては味が劣化する可能性がある」ことです。直射日光が当たる場所に保存すると、焼酎の中のうまみ成分が分解され、酸化してしまいます。また気温差が激しい場所での保存も味の劣化を促します。保存場所は日光の当たらない、涼しい場所にしましょう。
 
2つ目は、「開封したら長期保存ができない」ことです。お酒は空気に触れると雑菌が入り品質が変化します。そのため、一度開封したら、どんなに遅くても1年以内には飲み切るようにしましょう。
 

瓶焼酎のメリット・デメリット

ここでは瓶焼酎のメリット・デメリットを紹介します。
 
瓶焼酎のメリットは、瓶の「リユースができる」ことです。多くの焼酎瓶は空になったら返却し、詰め替えをすることで何度でも使用できる「リターナブル瓶」というものが使用されています。また、使い切りの瓶でも粉砕して再び瓶として生まれ変わることが可能です。
 
次に瓶焼酎のデメリットを紹介します。それは、「持ち運びに向いていない」ことです。一升瓶の重さは約950グラム、これに焼酎自体の重さも加わります。そのため、同じ量でも紙パックよりも重いです。
 
例えば、900ミリリットルの瓶焼酎の場合、重さは1.3キログラム前後です。一方同じ量の紙パック焼酎の場合、重さは0.96キログラムほどと30%近くも重さがダウンします。瓶焼酎は紙パックの焼酎と比較すると重いため、持ち運びには向いていないことがデメリットとして挙げられるでしょう。
 

紙パックの焼酎と瓶の焼酎は使い分けがおすすめ

ここでは、おすすめの使用方法を紹介します。紙パックの焼酎と瓶の焼酎は、使用目的によって使い分けることをおすすめします。
 

自分で飲むなら紙パック

紙パックの焼酎は瓶と比べて安いため、家飲みに最適です。瓶焼酎と比べた場合に見た目の高級感はありませんが、その分、気兼ねせずに飲めるでしょう。前述した通り軽く、持ち運びにも向いています。そのため、紙パックの焼酎は、ちょっと外に出て飲む、お花見に持っていくなどレジャーシーンにもおすすめです。
 

贈り物なら瓶

瓶焼酎のなかには、ボトルやラベルのデザインにこだわったものがあります。和紙のラベルやふたを覆うかぶせ紙が装飾されているものの場合、高級感や特別感があるため、普段使いよりも誕生日や記念日などの贈り物に向いています。焼酎好きな人に贈ると喜ばれることでしょう。
 

焼酎はコスパと楽しみ方を考えよう

紙パックの焼酎と瓶の焼酎では、銘柄や容量が一緒でも瓶のほうが値段が高い傾向にあることが分かりました。紙パックと瓶のどちらの焼酎を選ぶかは、コスパと楽しみ方によって変わります。
 
毎日の晩酌や、お花見などのイベント時に持ち運んで楽しみたい場合は、紙パックを選ぶとよいでしょう。瓶の場合は、自分へのご褒美としてちょっとぜいたくをしたいときや、誕生日などの特別な日に楽しむと、より高級感を味わうことができるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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