更新日: 2024.06.25 その他暮らし

隣の部屋のほうが「家賃が安い」ことが分かりました。同じアパートなので、私も安くできますか?

隣の部屋のほうが「家賃が安い」ことが分かりました。同じアパートなので、私も安くできますか?
賃貸物件に住んでいると、毎月の家賃が隣の部屋と自分の部屋で異なる場合があります。自分のほうが安ければ不満はありませんが、同じ間取りでお隣のほうが安いと不公平だと思うでしょう。
 
そこで本記事では、不動産において同じ物件で部屋の家賃が異なる理由について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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同一物件で賃料が異なる理由

同一物件で家賃が異なるケースが起こるのは、主に以下の理由が考えられます。


・間取りや周囲の環境が違う
・入居のタイミングが違う
・家賃交渉の有無・成否

本項では、部屋同士で違う家賃が設定されている理由を解説します。
 

間取り周囲の環境が違う

同一物件であっても、間取りや周囲の環境が違うと、その分が家賃に反映されます。例えば、隣部屋が三角形の間取りをしていて使いづらい場合、家賃を下げなければなかなか入居希望者が現れないかもしれません。
 
また、北側と南側の部屋がそれぞれ存在する場合、日当たりを理由に北側の家賃を下げている可能性があります。このように同じように思えても、さまざまな点で部屋同士の条件が異なるため、同じ物件にある部屋の家賃がすべて統一されているとはかぎりません。
 

入居のタイミングが違う

間取りも条件も同じ部屋同士で家賃が違う場合、お隣の方と入居時期が大きく異なることが理由として考えられます。
 
例えば、マンションの空き部屋が多い状態だと、オーナーや不動産屋は「家賃を下げてでも入居者を確保したい」と考える可能性があります。
 
一方、すでにほとんどの部屋が埋まっている状態なら、空き部屋の家賃を上げても利益は十分確保できているといえるでしょう。そのため、お隣は空き部屋が多い状態の時期に入居し、自分は空き部屋がほとんどない状態の時期に入居したのかもしれません。
 
また、昔と比べて今の土地の価値が上がっている場合、それに合わせて家賃を値上げしている可能性もあります。需要の高い土地ほど家賃相場は上がるため、入居のタイミング次第では家賃に大きな差が生じるでしょう。
 

家賃交渉の有無・成否

不動産屋で賃貸物件を決める際、担当営業が物件のオーナーに家賃交渉をしてくれる場合があります。家賃交渉の成否や値下げ幅は、担当営業の交渉力や不動産屋の信用度で異なるものです。
 
また、入居者が「10年は住む」などといった条件でオーナーと直接交渉している場合も、家賃が値下げされる可能性があります。お隣の家賃が安いのは、不動産屋の担当営業か入居者が家賃交渉に成功したのかもしれません。
 

家賃の値下げはできる?

結論からいうと、部屋同士の家賃の違いを理由とした値下げ要求は難しいでしょう。物件の賃料はオーナーが空室率や地域相場を考慮したうえで決めますが、すべての部屋の賃料を平等にする法的義務はありません。部屋によって家賃が異なるのは、正常なことです。
 
また、入居者も現在の家賃に納得したうえで契約を結んでいるため、すでに契約が履行されていることを踏まえると、交渉は難しいでしょう。
 
ただし、絶対に賃料が値下げできないわけではありません。例えば、入居者本人がオーナーと仲良くしている場合、オーナーの裁量で家賃の値下げを行ってくれる可能性があります。
 
また、長年同じの物件に住んでいて、周辺地域全体の家賃相場が大幅に下がっている場合は、現在の家賃が不相応と認められるかもしれません。部屋同士の賃料の違いを理由とした値下げ交渉は難しいですが、値下げに相当するだけの理由があれば交渉は可能です。
 

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物件の家賃はオーナーが自由に決められる

物件の家賃には一定の相場こそあるものの、詳細な家賃はオーナーがその都度決定します。家賃は、周辺の相場や空室率、交渉など、さまざまな要因で上げ下げを繰り返すため、同じ物件で部屋ごとに家賃が異なるのはおかしいことではありません。
 
無理に家賃の値下げを要求したり、家賃の支払額を勝手に下げたりする行為におよぶと、最悪の場合、退去を求められる可能性があります。
 
家賃設定に決まりはなく、今回のケースで家賃を値下げするのは難しいと考えられます。家賃の交渉する場合は、隣の部屋より家賃が高いからではなく、値下げに相当する理由を伝えるよう慎重に行いましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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