更新日: 2024.06.28 その他暮らし

地元のお祭りに参加するために「5000円のご祝儀」を包んで行くよう言われました。ご祝儀に決まりはあるのでしょうか?

地元のお祭りに参加するために「5000円のご祝儀」を包んで行くよう言われました。ご祝儀に決まりはあるのでしょうか?
日本全国各地にはさまざまなお祭りがあります。全国的に知られた有名なお祭りだけでなく、地域に根ざしたものも豊富にあり、お住まいの地域によっては参加を求められることもあるでしょう。
 
しかし、お祭りに参加する際に気になるのがお金のことです。今回の事例のように、お祭りへ参加する際、地域によっては「ご祝儀」を求められることがあります。
 
今回はお祭りのご祝儀について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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お祭りで出す「ご祝儀」は地域でさまざま

結論からいうと、お祭りで出すご祝儀は強制ではなく、金額も明確に定められていません。ご祝儀の相場は金額の幅が広く、1000円という場合もあれば1万円という場合もあります。そのため、「一般的には〇〇円」と断定することは難しいでしょう。
 

地域によっては「半ば強制」のところもある

ご祝儀は本来強制ではなく、金額も自由です。しかし、地域によっては暗黙のルールや最低金額が設けられていることもあります。「金額は自由でよい」と言われていたにもかかわらず、「実は地域で毎年金額は1万円と決められている」と後で判明するケースもあるようです。
 

ご祝儀を出さなかったら?

ここでは、お祭りにおいてご祝儀を出さなかった場合に想定される2つのケースを紹介します。
 

近所の視線が気になる

ご祝儀を出すようお願いされているにもかかわらず、当日持参しない場合には、近所の人の目が気になるかもしれません。直接的に言われなくとも「あの人はご祝儀を出さなかった」などとネガティブなイメージを持たれる可能性があるでしょう。
 

両親が地域で暮らしづらくなる可能性も

普段は実家を離れて暮らしていて、地元の行事に当日のみ参加した場合、ご祝儀を出さなくても自分自身が大きなトラブルに見舞われることはないでしょう。しかし、その地域に住む両親へのイメージダウンにつながる恐れがあり、両親が周囲の人からネガティブな印象を持たれるかもしれません。
 
5000円という金額は、決して少ないとはいえません。ご祝儀を出すことによって生活が困難になるといった場合は、事前に町内会長やお祭りを取り仕切る方に相談し、金額を調整する方法も検討しましょう。
 

ご祝儀の包み方

ここからはお祭りにおけるご祝儀の包み方を紹介します。地域によっては水引のルールなどが決められている場合もあるため、ご祝儀を渡す場合は、事前に両親や自治会長などに確認してみるとよいでしょう。
 

表書き

ご祝儀袋の表書きは、神社にお供え金を納めるときは「奉納」「御寄進」、祭りの詰め所に祝儀金を贈るときは「金一封」「御祝儀」「御寄付」、御輿に祝儀を贈るときは「花代」「御祝儀」などと記載します。
 
このとき、毛筆で濃く鮮やかに書くのが好ましいでしょう。毛筆で書きにくい場合には筆ペンや太めのフェルトペンで書いても構いません。ボールペンや万年筆は避けましょう。
 

水引は花結びが一般的

お祭りにおけるご祝儀袋は、花結びの水引が一般的です。近年は水引が印刷された封筒も見られますが、金額が5000円程度であれば、印刷の水引を使っても問題ありません。
 

金額に決まりはない

既述した通り、ご祝儀の金額に明確な決まりはありません。5000円など具体的な金額の指定がある場合には、その金額を包みましょう。なお、お札を入れる際は肖像画の顔が封筒の表側・上部になるように入れてください。
 

お祭りで出すご祝儀に明確な決まりはない

お祭りで用意するご祝儀には明確な決まりはありませんが、地域によってある程度定まっている可能性があります。初めてお祭りに参加する場合には、自治会長や長く住んでいる方に確認したうえでお金を包むとよいでしょう。
 
長く住む地域の場合、トラブルが起きると住みづらさを感じる可能性もあるため、ご祝儀がトラブルの種にならないよう注意する必要があります。地域の方々とコミュニケーションを取りながらご祝儀を包みましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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