更新日: 2024.07.03 その他暮らし
子どもが生まれるので、小回りが利く「ミニバン」の購入を考えています。貯金300万円ですが「シエンタ」の中古車であれば買っても大丈夫でしょうか? 年収は360万円です
本記事では、「年収360万円・貯金300万円」あるケースを想定し、シエンタなど小回りが利くミニバンは買えるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シエンタを中古で買う場合はいくらかかる?
マイカーを手に入れる際、初期費用を抑えるために中古車を選ぶ人は少なくありません。その一方で「中古車は車両の状態や、以前保有していた人の利用状況などが分かりにくいので手を出しにくい」と考える人も多いのではないでしょうか。
一口に中古車といっても千差万別で、よく調べず価格のみで選ぶとかえって損をしてしまうおそれもあります。昨今は、ディーラーが販売している車のなかで品質が保証された認定中古車というものもあり、新車購入時に近い形でアフターサポートを受けたい人にとっては大きな選択肢の1つとなります。
今回のケースでは、トヨタ認定中古車でシエンタを購入するケースを想定します。公式サイトを確認すると、支払総額は30万円程度のケースもあれば300万円を超えるものもあり、年式や走行距離、車両修復歴や保証の有無などによって大きく変化します。
支払総額100万円程度で検索すると、例えば、年式が2017年で定期点検整備やロングラン保証が付いているGクラスの車両が掲載されています。車両価格は約85万円、諸費用は約13万円で支払総額は約97万円となり、貯金300万円あれば全額賄うことも可能です。
車両状況によって変わりますが、場合によってはETC、ナビ、バックカメラなどの装備がついていることもあり、自分で全てそろえる手間が省けるのも中古車を選ぶメリットの1つです。
マイカーは維持費もかかる
たとえ中古車であってもマイカーを保有することに変わりはなく、ガソリン代や駐車場代、車検代、修理代などの維持費がかかります。ソニー損保が2023年に公表している全国カーライフ実態調査によると、シエンタを含むミニバンの1ヶ月あたりの車の維持費平均額は1万5600円となっています。
これだけみると「意外に高くない」と思う人もいるかもしれませんが、車の維持費は生活環境によって大きく変わることもあります。例えば、駐車場代は都心部だと月額3万円以上出さなければ契約できないこともあります。
一方で地方だと月額5000円以下で借りられることもあり、地域差が大きい経費の1つといっても過言ではありません。
中古車を検討する際「できる限り費用が安いもの」を選びたくなるかもしれませんが、年式が古く走行距離が多いものほど消耗が激しく、より新しい車に比べて整備や修理が必要となり、結果的に費用が膨らむ可能性もあります。
想定外の負担を軽減するためにも、支払総額だけ見るのではなく整備内容や保証の有無なども総合的に考慮することをおすすめします。
年収360万円でシエンタの中古車を買っても問題ないか
一般的に車の購入目安は「年収の半分程度」といわれることも少なくありません。年収360万円の場合は180万円となり、例えば、支払総額100万円の中古車を買うのは無謀とはいえないでしょう。
ただし、予算の範囲内であっても自動車以外の生活費(家賃や食費など)の状況によっては、車の購入を控えたほうがいいケースも考えられます。子どもが生まれる場合は、子育てにかかる費用も含めて家計を圧迫しないかを判断する必要があるでしょう。
まとめ
本記事では、「年収360万円・貯金300万円」の場合、シエンタの中古車を買っても問題ないか解説しました。
家計状況や車の使用環境などは人それぞれ異なるので一概にはいえません。車を買う経済的余裕があっても全く乗らなければコスパが悪くなってしまいます。どのようなシーンで利用する可能性があるのか、あらかじめ家族で話し合ってみましょう。
出典
トヨタ 中古車情報のトヨタ認定中古車
ソニー損害保険株式会社 2023年全国カーライフ実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー