更新日: 2019.01.09 その他暮らし
これを付けたら便利に!注文住宅で二世帯住宅に取り入れたいもの!
大変なことももちろんありますが、子世代の小さな子どもの面倒を親に見てもらえたり、家族の人数が増えて家の中が明るくなったりとメリットも多い暮らし方でしょう。
二世帯住宅は、縦に分けるものもあれば、1階と2階で分けるタイプもあります。特に多いのは1階と2階で分けるタイプではないでしょうか。ただ、上下で分けるからこそ不便なことも出てきます。
今回は二世帯住宅にする際にぜひ取り入れたいものをいくつかご紹介していきたいと思います。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
■ 二世帯住宅にするならぜひ取り入れたいもの!
●毎日の暮らしを少し便利にしてくれる電気錠
上下で世帯を分けると、2階に住む人たちは来客があるたびに1階まで降りてドアを開けなくてはいけません。友人や知人が頻繁に来る人であれば、わざわざ降りずに玄関を開けるようにしたいものです。
来客のたびに毎回下に降りなくてもいいときように「電気錠」を取り入れたいですね。遠隔操作ができる電気錠を選べば、外出時でも来客が確認できたり、閉め忘れの確認などができたりしますので、便利なアイテムです。
費用の面では、安いものでも10万円ほどかかり、さらにオプションを追加するとそれ以上になるので、使う頻度や目的など明確にして検討することをオススメします。
●1階の廊下に子どものための小さな洗面所
子世代の世帯が2階に住むとします。その世帯の子どもが帰ってきてから、2階の洗面所で手を洗うまでに時間がかかってしまいますね。そんなことが続くと、もしかしたら洗わなくなるかもしれません。
そうならないように1階の廊下のスペースを工夫し、小さな手洗い器を付けてあげたらどうでしょう。「帰ってきたら手を洗う」という習慣付けができるのではないでしょうか。
子どもだけでなく、大人が出かける前にちょっとした身づくろいに利用したり、玄関前掃除などに利用するにも便利なアイテムです。
こちらの費用は選ぶものによって大きく変動しますが、5万円のものもあれば10万円以上かかるものもあります。ミニ洗面所なので、そこまで費用をかける必要がなければ安く済むでしょう。
●みんなが集まれるお庭やバルコニー
せっかく家族の多い二世帯住宅で暮らすならば、みんなで共有するスペースがほしいものです。敷地の広さが許す限り、バルコニーなど広めにつくりたいものです。
子どもの誕生日会や節分、ひな祭りなどのイベント事など何かあるたびに家族みんなで集まって、家族同士の関わりのスペースを確保することで、子どもにとっても良い環境になります。
外にバルコニーがつくれない場合は、室内に共有スペースを確保するなど、みんなが集まれる場所をつくりましょう。バルコニーになると広さなどにもよりますが、約100万円~200万円はかかるでしょう。お庭のウッドデッキだと、約20万円から設置できます。
●バリアフリー対策
バリアフリー対策もしっかりとしましょう。将来的な親の介護や、いずれは自分自身も介護される身になる場合に必要となります。
段差や手すりはもちろん、扉を開けたときに車イスが通りやすいかどうか、引き戸にする場合は、下にレールを付けるとつまずいたり、車イスで通りにくくなったりしないかまで検討することをオススメします。
引き戸は上から吊る上吊り式にすることもできます。レールがなくなることで普段の生活でもホコリがたまらないなどのメリットがあります。
バリアフリー対策は手すりや段差などありますが、手すりは10万円~15万円ほどあれば階段やトイレ、お風呂などにも取り付けられるでしょう。
■まとめ
二世帯住宅に取り入れたいものをご紹介していきました。
注文住宅で建てるなら、自分たちが暮らしやすいように工夫したいものです。とくに上下で分けられている二世帯住宅については、子世代の世帯は、2階で普段の生活をすることがほとんどだからこそ、より便利なものをたくさん取り入れたいですね。
今回ご紹介したものは、みなさんの暮らしに役立つはずですので、ぜひ参考にしてみてください。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級