更新日: 2024.07.27 その他暮らし

ニュースで「エアコン室外機」の盗難が相次いでいると知り心配です…なにか対策はあるのでしょうか?

ニュースで「エアコン室外機」の盗難が相次いでいると知り心配です…なにか対策はあるのでしょうか?
エアコンは、暑さを乗り切るために欠かせないアイテムの一つです。しかし最近では、エアコンの室外機が盗まれる事件が相次いでいるようです。
 
そこで今回は、エアコンの室外機が盗まれる理由や状況をまとめました。さらに対策もいくつかご紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
FINANCIAL FIELD編集部

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エアコンの室外機が盗まれる理由

エアコンの室外機が盗まれる理由には、以下が考えられます。


・室外機の中にある銅やアルミニウムなどの金属を売ってお金にするため
・最近の室外機は以前よりも軽く持ち運びがしやすいため
・室外機は屋外に設置され、しっかり固定されていない場合もあることから盗みやすいため

室外機は、不用品回収業者やリサイクル店などで買い取ってもらえるケースもあるようです。そのため室外機を盗む目的は、買い取りに出してお金に換えることではないかと考えられています。
 
物価高騰や資源原料の不足が続く中、エアコンの室外機を始めとする金属製品は、資源として価値があるといわれています。室外機に使われている銅やアルミなどは、金属買い取り業者などに持ち込めば、換金してもらえる可能性が高いようです。
 
また、室外機は家の外に設置してあり、軽量化されたものも増えているため、盗みやすいのかもしれません。
 

エアコンの室外機が盗まれやすい状況とは?

エアコンの室外機が盗まれる理由が分かったところで、次は盗まれやすい状況や場所を見てみましょう。警察署や市の情報によると、室外機が盗まれやすい場所として以下があるようです。


・集会所や公民館
・建築中、改装中の住宅現場
・空き家

集会所や空き家、建築中・改装中の住宅や建物に共通していることは、比較的人の動きが少ないことです。人が住んでいる住居と比べて、人の出入りは限定されてしまいます。
 
また、エアコンの室外機は、家の軒下や壁面、ベランダ、屋根の上などの屋外に設置されています。そのため、人の目がなければ盗める環境が生まれやすいといえるでしょう。
 
万が一室外機が盗まれてしまうと、新しく購入しなければなりません。室外機のみだと10万円ほどが相場ですので、設置工事なども含めて12万円ほどの費用がかかると想定されます。
 

エアコンの室外機を盗まれないための対策法

人の気配がない状況は、エアコンの室外機が盗まれやすいと分かりました。最後に、室外機を盗まれないための対策法をご紹介します。


・室外機の周囲をフェンスなどで囲い、簡単には外せないよう十分に固定する
・監視カメラやセンサーライトなどの防犯機器を設置する
・集会所などで所有する室外機は、その所有者が分かるように名称や連絡先を記載する
・地域の活動を活発にし、近所との連携を密にする

室外機がしっかりと固定されていれば、盗むのに時間がかかり盗難に遭うリスクを減らせるはずです。ほかにも、センサーライトで明るくなる、防犯カメラが設置してあることが分かるなどの状況を作ることも有効です。
 
さらに、室外機に名称や連絡先が記載されていると持ち主が分かるため、室外機を処分する際に被害品と疑われる可能性が高くなります。そのため、盗みの対象になりにくいでしょう。
 
もし、空き家に出入りしている人物や挙動不審な人物、不審な車を見かけた場合には、声をかけたり警察へ通報したりすることも大切です。
 
実際に警察庁にて、侵入犯罪者の約6割が、「声をかけられたので犯行をあきらめた」とのデータがあるようです。このことから、近所づきあいや地域での活動が盛んな地区は、犯罪が起きにくいといえるでしょう。
 

エアコンの室外機は資源としての価値がある|防犯対策や地域の活性化が盗難防止として重要

エアコンの室外機が盗まれる理由は、室外機に使われている金属部品を売ってお金にするためだと考えられます。金属資源の買い取り価格上昇や盗みやすさが、原因のようです。
 
室外機の盗難を防ぐには、十分な固定や柵の設置だけでなく、防犯カメラやセンサーライトの設置が有効です。ほかにも、人の目を増やすために地域活動を活性化することも大切です。室外機が盗まれないよう、今からできることを対策しておきましょう。
 

出典

警察庁 住まいる防犯110番 侵入犯罪予防線 警察における侵入犯罪予防対策
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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