更新日: 2024.07.29 その他暮らし
トイレットペーパーは「ダブル」を使っていると話したら「リッチだね」と言われました。「シングル」の方がコスパはよいのでしょうか?
今回は2種類のトイレットペーパーの違いについて、消費する早さや価格の観点からご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
トイレットペーパーのシングルとダブルの違いは?
トイレットペーパーのシングルとダブルは、巻かれている紙の枚数に違いがあります。シングルの場合は1枚、ダブルの場合は2枚です。
紙の枚数が変わることで、1ロールあたりの長さにも差が生まれます。メーカーによって長さに若干の差はありますが、シングルの場合は50~60メートル、ダブルの場合は25~30メートルが一般的な長さです。このことから、使用できる紙の量に差は設けられていないことが分かります。
どちらを選ぶかは、個人の好みによると考えて問題ないでしょう。なお、コスパを重視している場合はシングル、拭き心地や吸水性を求める場合はダブルを選ぶ傾向にあるようです。
トイレットペーパーのシングルとダブルでは消費する早さに違いがある?
一般社団法人 日本トイレ協会の調査によると、1回に消費するトイレットペーパーの長さの平均は、表1の通りです。
表1
男性 | 女性 | |
---|---|---|
大便 | 3.15メートル | 3.52メートル |
小便 | - | 1.45メートル |
※一般社団法人 日本トイレ協会「トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう」を基に筆者作成
また同調査によると、1ヶ月に消費するロール数について、4人家族(男性2人・女性2人)の場合はシングルだと約17ロール、ダブルだと約33ロールとなるようです。なお、この数値は1日のトイレ回数を以下の条件で計算した場合となります。
・男性:大1回
・女性:大1回・小7回
このことから、消費する早さには倍程度の差があると考えられるでしょう。そのため、シングルを利用している人からすれば、ダブルを使っていると「リッチ」と捉えられるかもしれません。
また男性の場合、おもに大便時にトイレットペーパーを使用すると想定できます。対して女性の場合は、大便・小便ともに使用する可能性が高く、その分消費するのが早くなると考えられるでしょう。性別によって消費する早さが異なる点についても、理解しておく必要があります。
トイレットペーパーのシングルとダブルはどのくらい価格に違いがある?
トイレットペーパーのシングルとダブルの価格について調べてみると、とあるメーカーではどちらも12ロールで600円前後になることが分かりました。そのため、購入する際の価格に大きな差は設けられていないと考えられます。
ただし、前述した消費量を加味して計算すると、どちらも12ロールで600円と仮定した場合、1ヶ月で以下のように金額の違いが出るようです。
・シングル:約850円
・ダブル:約1650円
ダブルだと単純に消費量が倍近くなるため、その分費用も増加するといえるでしょう。
トイレットペーパーのダブルで使用量をおさえる方法
トイレットペーパーのダブルを使用している人が使用量をおさえる方法として、1回に巻き取る紙の量を減らすことがあげられます。ダブルはシングルと同じ長さの場合、紙の量が2倍になるため、これまで使用している半分の量で紙を切れば、消費量をおさえられます。
また、少し長く取った場合は、折りたたんで複数回使用するのも対策方法のひとつです。ただし、節約のために折りたたみすぎると、うまく拭き取れない可能性があるため注意しましょう。
トイレットペーパーを同じ長さで使用した場合、シングルの方がコスパがよいと考えられる
トイレットペーパーのシングルとダブルを比較すると、シングルの方がコスパがよいと考えられます。ただし、コスパがよくなるのは同じ長さで使用している場合です。
ダブルを使用する場合は、シングルに比べて紙の長さを短く使用すると節約につながるでしょう。例えば、シングルで3メートル使用する場合、ダブルで1.5メートルにとどめれば、消費量にはほとんど差がありません。
ただし、2種類のトイレットペーパーは、使用感や肌ざわりなどが異なることもあるようです。そのため、コスパだけでなく、自分の好みに合わせて選ぶのもひとつの選択肢といえるでしょう。
出典
一般社団法人 日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー