更新日: 2024.08.08 その他暮らし

社会人2年目の娘が帰省するたびに「交通費」を払っています。ほかの家庭でも親がお金を出しているのでしょうか?

社会人2年目の娘が帰省するたびに「交通費」を払っています。ほかの家庭でも親がお金を出しているのでしょうか?
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆など、長期休暇のときに、帰省する方も多いでしょう。親や地元の友人たちと旧交を温められるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、帰省先が遠距離である場合には交通費がかさむことが悩みの種ではないでしょうか。そのため、なかなか実家に帰れないという方もいるかもしれません。
 
そこで今回は、帰省のための交通費を親が負担しているケースは、どれくらいの割合であるかについて、詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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子世帯の帰省費用を親が出している割合

子世帯の帰省費用は誰が負担しているのかについて、株式会社ハルメクが調査した結果があります。詳細は、表1を参照ください。
 
表1

子世帯帰省時の費用負担元 割合
全額親が負担 17.9%
一部を親が負担 33.3%
一部を子どもが負担 17.1%
全額折半 0.8%
全額子どもが負担 22.8%
その他 8.1%

※株式会社ハルメク「子どもの帰省、親の負担相場は5万!?親子の経済事情」を基に筆者作成
 
表1によると、全額子どもが負担するケースは22.8%であり、親が帰省費用の全部または一部を負担するケースは、全体の約70%を占めていることが分かります。
 
また、同調査によると、1回あたりの帰省における親世帯の負担額は、「5万円まで」が相場となっています。特に年金で生活している親にとっては、金銭的負担も決して少なくはないでしょう。
 

親が子どもの帰省費用を負担する理由

子どもの帰省費用を負担している親はおよそ7割いるということが分かりました。同調査では、親が負担している理由として、以下の回答がありました。

●親として負担してあげたいから(55.7%)
●親が負担するものと思っている(なっている)から(26.2%)
●子世帯に帰省してもらいたいから(9.8%)
●子世帯に経済的余裕がないから(8.2%)

親視点の理由では、「親として負担してあげたいから」が第1位となっています。この要因としては親としてのプライドや、いくつになっても自分の子どもであるため、親心から来ているものといえるでしょう。
 
中には今回のケースのように、子どもが帰省するたびに交通費を出してはいるが、実際負担が大きいと感じている方もいるかもしれません。一方で「本人に負担させたら帰省しなくなるのでは……」と心配して、結局交通費を親が負担しているケースもあるのかもしれません。
 

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社会人2年目はお金に余裕がないのか?

社会人2年目は、本当にお金の余裕がないのかについて、解説します。
 
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、20~24歳の女性の平均賃金は月21万9600円です。
 
また、総務省統計局の「家計調査 家計収支編(2023年)」によると、34歳以下の女性の単身勤労者世帯における消費支出は月16万3471円です。この金額には、非消費支出(直接税・社会保険料)は含まれていません。
 
20代前半の1ヶ月の平均賃金から毎月の消費支出を差し引いた、毎月の収支は5万6129円のプラスとなります。実際の毎月の収支は、5万6129円からさらに非消費支出も差し引かれるため、確かに金銭的余裕はないことが分かるのではないでしょうか。
 

子どもの帰省費用を負担している親はおよそ7割

今回の結果から、子どもの帰省費用を負担している親はおよそ7割いるということが分かりました。親が負担している理由としては、親心のほかにも、子どもの経済的余裕がないこともあげられるでしょう。
 
帰省にかかる交通費は家庭によってさまざまですが、毎回負担するのが難しいようであれば、一度娘さんに相談してもよいかもしれません。
 

出典

株式会社ハルメク ハルメク365 子どもの帰省、親の負担相場は5万!?親子の経済事情
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況 結果の概要 1 一般労働者の賃金 (2)性別にみた賃金 第2表 性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差(7ページ)
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2 男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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