パスポートの更新がスマホでできる! でも、期限内に受け取りに行かないと次の更新で手数料が高額に!
配信日: 2024.08.17
ただ、期限内にパスポートを受け取りにいかないと、次回の更新時に手数料が高額になるケースがあることをご存じでしょうか? パスポートのオンライン申請の仕方を紹介するとともに、パスポートを受け取りにいかなかった場合について見てみましょう。
執筆者:仁木康尋(にき やすひろ)
日本FP協会CFP(R)認定者、国家資格キャリアコンサルタント
人事部門で給与・社会保険、採用、労務、制度設計を担当、現在は人材会社のコンサルトとして様々な方のキャリア支援を行う。キャリア構築とファイナンシャル・プランの関係性を大切にしている。
オンライン申請ができるもの
更新申請など、一部の申請がオンラインでできるようになり、窓口に出向く回数は受取時の1回だけで済むようになりました。また、24時間いつでも申請が可能になりになり、申請に関する手間が軽減され便利になっています。
・パスポートの残存有効期間が1年未満となった場合
・査証覧の余白が見開き3ページ以下になった場合
※パスポートの査証覧を追加する増補制度が廃止になっています
・パスポートの申請を初めて申請する場合
・持っているパスポートが失効している場合
・戸籍上の氏名や本籍地に変更があった場合
スマートフォンを使ったオンライン申請の仕方
1.事前の準備
事前に用意しておくものは以下のとおりです。
●有効期限内のパスポート
●マイナンバーカード
●スマートフォン
●マイナポータルアプリのインストールと利用者登録
2.申請の手順
申請は以下の手順ですすめます。
〔手順1〕
スマートフォンでマイナポータルアプリにログイン
〔手順2〕
マイナポータルトップページのメニューから「パスポート取得・更新 」へ進み、旅券申請トップページの「切替申請」を選択する
〔手順3〕
パスポートの受取窓口を選択する
〔手順4〕
画面の案内に従って以下の操作を進める
・パスポート用顔写真を撮影する
・自身の署名(サイン)を撮影する
・パスポート(顔写真のあるページ)を読み取る
・申請者情報の入力をする
〔手順5〕
パスポートICチップを読み取る
〔手順6〕
マイナンバーカードを読み取る
※氏名・性別・生年月日・住所・顔写真を読み取ります
〔手順7〕
署名を付与して申請を完了する
※署名用電子証明書の暗証番号を入力します
〔手順8〕
受付票を受け取る
※申請が受理されると受付票が届きます
〔手順9〕
窓口で手数料を支払い、パスポートを受け取る
※審査が完了すると、パスポート交付予定日がマイナポータルに通知されます
※6カ月以内に受け取りに行きます
発行後6カ月以内に受け取らなかった場合
発行後6カ月以内にパスポートを受け取らなかった場合には、旅券法の規定により発行したパスポートは失効してしまいます。
未交付のままパスポートが失効し、その後5年以内に再度申請した場合には、パスポート発給申請の手数料は下記表のように通常の手数料より高くなってしまいます。
まとめ
まだ一部の申請ですが、オンライン申請ができるようなったことで利便性が増しましたが、くれぐれも受け取り忘れによる失効にご留意ください。また、頻繁に海外に行かれる方は有効期限内の申請を、また査証欄の余白が少なくなっている場合も早めに申請を心掛けましょう。
出典
外務省 パスポート(旅券)/パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)
外務省 パスポートの手続きが変わりました。
外務省 パスポート(旅券)/パスポート(旅券)発給申請の手数料
執筆者:仁木康尋
日本FP協会CFP(R)認定者、国家資格キャリアコンサルタント