更新日: 2024.08.20 その他暮らし

高校卒業後、隣県で就職した息子が「お盆」と「正月」の年2回しか帰省しません。親としては寂しいのですが、これって珍しくないのでしょうか?

高校卒業後、隣県で就職した息子が「お盆」と「正月」の年2回しか帰省しません。親としては寂しいのですが、これって珍しくないのでしょうか?
高校を卒業し、実家を出た子どもがなかなか帰省せずさみしい思いをしている親御さんは少なくないでしょう。実際、実家を出た子どもはどの程度の頻度で帰省をしているのかは気になるところです。
 
今回は、1人暮らしを始めたお子さんの帰省の頻度や、帰省の頻度に影響する要因などについて解説します。お子さんの帰省頻度が多いのか少ないのかを知りたい方は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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帰省頻度は年に2回が最も多い

株式会社AlbaLinkが全国の実家から離れて暮らしている500人の男女を対象に実施した、帰省の頻度に関する意識調査によると、実家に帰る頻度で最も多かったのは、年に2回の18.6%でした。次点は、年に1回で18.2%と、年1~2回の帰省頻度の人が36.8%を占めています。
 
その他では、月1回帰省している人と2〜3ヶ月に1回帰省する人が15.8%で同率でした。帰省には時間的・金銭的制限があり、影響を与える大きな要因として物理的な距離は重要な要素と考えられます。
 

帰省のタイミングで最も多いのは年末年始

調査の結果、実家に帰省するタイミングで最も多かったのは、年末年始で50.6%でした。次点は夏休み・お盆期間の41.6%で、年末年始・お盆で90%を超えています。感覚的にお盆と年末年始くらいは帰省したほうがいいと考える方が多いようです。
 
お盆や年末年始は長期休暇が取りやすい点も、帰省のタイミングとして選ばれる理由かもしれません。高校を卒業し、働き始めたばかりでは休みも何かと予定が詰まりやすく、自由に使えないことも多いのではないでしょうか。
 

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帰省の際の交通手段とかかる費用

帰省に利用する交通手段は、車・電車・飛行機・新幹線などいろいろあります。交通手段の中で自由度が高いのは車です。実家が東京にあり、就職したのが神奈川県の場合、車で帰省した場合にかかる交通費は片道で2000円前後です。
 
高校を卒業し、就職したばかりの状態かつ独身の方の場合、車を所持していないケースも多いでしょう。最寄り駅が横須賀中央駅と仮定する場合、東京駅から電車を利用すると片道798円(最安値のルート)かかる時間は1時間ほどです。今回のケースであれば、車よりも電車の方が費用は安くおさえられる可能性が高いでしょう。
 
ただし、実家との物理的な距離が離れるほどかかる費用は大きくなるため、帰省時の経済的負担は大きくなります。金銭的な余裕がなければ、帰省したい気持ちはあっても実行しにくいでしょう。
 

単身世帯の平均支出と平均賃金

総務省統計局が発表する、令和5年度の家計調査によると、34歳以下(男性)の単身世帯の1ヶ月あたりの平均消費支出は16万8797円です。この支出には税金や保険料などの非消費支出は含まれていないため、実際はもう少し出費が大きくなることが予想されます。
 
対して厚生労働省が公表している「令和5年賃金構造基本統計調査」による、最終学歴が高校卒業の20代前半までの平均賃金は以下の通りです。

●19歳以下:19万2300円
●20~24歳:22万2400円

手取りは額面賃金の75~85%が目安とされており、平均賃金で考えると、19歳以下で約14万~16万円、20~24歳で約17万~19万円であると推測できます。消費支出を差し引くと手元に残るお金はわずかになります。
 
そのため、年に何回も帰省することが難しい方もいるでしょう。
 

帰省頻度でもっとも多いのは年1~2回|タイミングとしてはお盆と年末年始が9割を超える

株式会社AlbaLinkが実施した、帰省の頻度に関する意識調査によると帰省の頻度で最も多いのは年1~2回で36.8%でした。また、帰省のタイミングとして多いのは、お盆と年末年始で9割以上を占めています。
 
帰省には、時間や金銭的な制限がかかり、かかる費用の負担度の大きさは収入によって大きく左右されます。高校を卒業し、就職したばかりでは年収もあまり多くはなく、日々の暮らしを考えるとなかなか帰省費用を捻出する余裕はありません。そういった点を考えると、年に2回の帰省頻度は決して少ないとはいえないでしょう。
 

出典

株式会社AlbaLink【実家に帰る頻度はどれくらい?】男女500人アンケート調査
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編) 2023年(令和5年)
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 学歴別にみた賃金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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