更新日: 2024.08.23 その他暮らし
毎日ビールを2本飲む夫。肝機能が「要経過観察」と出ましたが、晩酌を「ノンアルコールビール」にするべきでしょうか? 少しでもお酒を減らして欲しいです…
本記事では、毎日ビールを2本飲む夫に肝機能に関して要経過観察が出た場合、晩酌をビールから「ノンアルコールビール」に変更するべきか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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肝機能の異常対策はお酒を控えることが大切
アルコールを飲み過ぎるとさまざまな臓器に悪影響が起こりますが、中でもアルコールと肝臓との関係は深いものがあります。
厚生労働省によると、飲酒者の肝臓病対策として、お酒の量をビールの場合は中びん1本程度までにすることが大切とされています。
一般的に、びんビールの場合、中びんには1本当たり500ミリリットルが入っています。缶ビールは1本当たり350ミリリットルか500ミリリットルが主流です。びんなのか缶なのか、サイズやアルコール度数にもよりますが、毎日ビール2本を飲むと、肝臓病対策としてはやや飲み過ぎているといえるでしょう。
ノンアルコールビールとは? ビールとの違いとは?
ノンアルコールビールとは、アルコール分が1%未満のビールテイスト飲料のことで、日本で販売されている大手ビールメーカーのノンアルコールビールのほとんどはアルコール度数0.00%です。それでは、ノンアルコールビールでビールを代用することは可能なのでしょうか。
ノンアルコールビールの原料は、ビールの原料と同じ麦芽やホップが使われているものが多く、ビールの風味や香りを楽しむことができます。そのため、ノンアルコールビールは運転する予定のある人や妊娠中の女性、健康上の都合などでアルコールを控えたい人などにとって便利な存在です。
ただ、ノンアルコールビールとビールでは製造工程が異なります。またノンアルコールビールにはアルコールが含まれていないため、味わいはビールと完全に同じではありません。一般的には、ノンアルコールビールはビールよりも苦みやコクが弱く、よりさっぱりとした味わいとなっています。
ビールとノンアルコールビールの価格差は?
ビールとノンアルコールビールでは、価格としてはどれくらいの差があるのでしょうか?
楽天と西友のネットスーパーを見てみると、1ケース350ミリリットル缶24本入りのノンアルコールビールは大体1本当たり120円前後で購入が可能です。
一方、同じ条件でビールを見てみると、1本当たりで180円前後です。なお、発泡酒や第三のビールの場合、価格はビールよりは下がりますが、基本的にはノンアルコールビールよりも高くなっています。
毎日ビールを2本飲んでいる場合、1本180円であれば1ヶ月(30日分)で約1万1000円です。一方、1本120円のノンアルコールビールを同じ量飲んだとすると、1ヶ月で約7000円です。
年間では4万8000円の差ですので、ノンアルコールビールにすると家計にもプラスの効果があるでしょう。
夫にお酒を減らしてもらう方法
夫にお酒を減らしてもらいたい場合、どうすれば良いのでしょうか? いくつか紹介します。
家計が助かることを伝える
日々のビールをノンアルコールビールにすることで、多くの場合は支出を減らせます。ノンアルコールビールでもビールと同じ感覚で飲める人もいますので、ノンアルコールビールを提案しても良いでしょう。
また、昨今は物価が上がっていますので、夫に節約のため量を控えてほしいと伝えるのも良いかもしれません。
お酒を飲み過ぎるデメリットを伝える
お酒を飲み過ぎるとさまざまなデメリットがありますので、一般論として伝えてみても良いでしょう。
お酒の飲み過ぎは急性アルコール中毒のリスクを高めますし、肝脂肪、アルコール性肝炎などの肝臓障害も引き起こしやすくなります。ほかにも、薄毛や肌荒れ、口臭、睡眠の質の低下など、生活に影響を与えることも考えられます。
お酒の代わりに打ち込むことを見つける
趣味でお酒を飲んでいる場合、代わりに打ち込めるものを見つけてあげても良いかもしれません。散歩やジムでの筋トレといった体を動かす系、本や音楽、映画やドラマなどの家でできる系などを提案しても良いでしょう。
まとめ
健康診断の結果で肝機能に問題が出ている場合、お酒の量は控えた方がベターです。ノンアルコールビールはビールよりも価格が安く、アルコールが含まれないため健康のためにもなります。
とはいえ、晩酌を何よりも楽しみにしている人もいます。急にビールをNGにすると、ストレスとなってしまうかもしれません。まずは体への気遣いを見せつつ、2本のうち1本をノンアルコールビールにするなど、お酒の量を減らす方法を一緒に考えてみるのも良いでしょう。
出典
厚生労働省 e-ヘルスネット アルコールと肝臓病
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー