更新日: 2024.08.28 その他暮らし
15年使ったテレビが故障した! この場合「NHK」は解約できますか? 年払いで「1万2000円」を払ったばかりなのですが、お金は返ってくるのでしょうか…?
しかし、年払いで契約していてすでに料金を支払ってしまった場合、そのお金がどうなるのかは気になるところでしょう。本記事では、テレビの故障でNHKの契約を解約できるのか、年払いした受信料は返金されるのかについて解説します。
執筆者:山田麻耶(やまだ まや)
FP2級
テレビが故障した場合、NHKを解約できる?
テレビが故障して使えなくなった場合、NHKの受信契約を解約することは可能です。そもそもNHKの受信契約は、テレビなどの放送を受信できる受信機を設置している世帯が対象となります。そのため、テレビが故障して視聴できなくなり、修理や買い替えをしない場合は、NHKに連絡して解約手続きを進めることができるのです。
解約を希望する場合、NHKふれあいセンター(営業)まで連絡し、解約の理由を説明した上で自宅に解約届を送付してもらいましょう。必要事項を記入して返送し、受理されると解約手続きが完了します。
解約の際には、自宅にテレビがないことを明確にするために、故障・処分したことを証明する書類を手元に置いておくことをおすすめします。廃棄証明書やリサイクル証明書を用意しておくと、廃棄方法などを記すことができ、スムーズに解約が進むでしょう。
年払い契約で支払ったお金はどうなる?
既に年払いでNHKの受信料を支払ってしまった場合、残りの期間分の受信料が返金されるのか気になる人もいるでしょう。
結論からいうと、NHKは前払い分の受信料の返金を行っています。例えば、年払いで1万2000円を支払っていて、解約時点で半年分の期間が残っていた場合、残りの期間に相当する金額が返金される可能性があります。
「テレビが故障した月」ではなく「解約が受理された月以降」から返金対象となるため、解約手続きは早めに済ませるようにしましょう。
解約手続き前に確認すべきポイント
注意が必要なのは、ワンセグ機能付きのスマートフォンやカーナビなど、テレビなどの放送を受信できる機器が家庭内にある場合です。この場合、テレビが故障して使えなくなったとしてもNHKの受信契約は解除できません。1台でも受信可能な機器があればNHKの受信契約を継続する必要があるのです。
またNHKの解約後、新しくテレビを購入すれば、再度NHKとの受信契約が必要になります。契約再開時には新規契約と同じ手続きが必要となるため、契約を忘れないよう注意しましょう。
テレビが故障した場合もNHKは解約可! 年払い受信料は返金される
テレビが故障して使用できなくなった場合、NHKの受信契約は解約可能です。解約手続きをする際には、故障したことを証明する書類を事前に準備しておくことで解約をスムーズに進められるでしょう。年払いで支払った受信料についても、残りの期間分は返金されるため、手続き時に忘れずに確認してください。
ただし、家庭内にほかの受信機器がある場合は契約を解約できません。また、新しいテレビを購入した際は再度契約が必要になるため注意が必要です。
無駄に受信料を支払い続けてしまわないように、テレビが故障した際は適切に手続きを行ってくださいね。
出典
NHK 受信契約はどのような場合に解約になるのか
NHK 解約手続きをした場合前払い分の受信料は返金されるのか
執筆者:山田麻耶
FP2級