更新日: 2024.08.30 その他暮らし

節約のため、ソースの入った袋とパスタを一緒に茹でています。衛生面を考えたらやめるべきでしょうか?

節約のため、ソースの入った袋とパスタを一緒に茹でています。衛生面を考えたらやめるべきでしょうか?
パスタを食べるときに使うパスタソースを湯煎で温める必要がありますが、節約のためにパスタとソースの袋を一緒に茹でても大丈夫なのでしょうか。衛生面や食品の安全性という観点からリスクを考えます。また、一緒に茹でる以外の節約方法も解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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一緒に茹でるのはNG

パスタを茹でるときにレトルトのパスタソースも一緒に茹でたら洗い物が減るだけでなく光熱費の削減にもなります。しかし、一緒に茹でるとなると、安全や衛生面が心配です。
 
一般的にパスタのレトルトソースに書いてある調理方法は、パスタを茹でて、それとは別に「熱湯に3~5分間沸騰させる」とあり「一緒に茹でる」とは書かれていません。
 
また、エスビー食品株式会社のQ&Aにも「レトルトパウチを鍋底や鍋のふちに当てたまま湯煎すると、レトルトパウチに穴が空いてしまう可能性があります」と記載されています。一緒に茹でたときに、パスタがレトルトパウチの上に乗るなど当てたままになる可能性もゼロではありません。
 
また、ハウス食品株式会社の「レトルト商品を温めるときの注意点」には「レトルトパウチを温めた残り湯は、他の料理には使用しないでください」とも記載されており、レトルトパウチを茹でた湯自体は再利用が推奨されていません。
 
そのため、パスタとレトルトパウチは別に茹でたほうがよいでしょう。
 

レトルトパウチに使われている成分

レトルト食品に使われているレトルトパウチ梱包とは「プラスチックフィルムもしくは金属またはこれらを多層に合わせたもの」と食品表示基準で定められています。
 
主にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、蒸着フィルム、アルミ箔を使用し、アルミよりプラスチックフィルムが使われる割合が高いため「プラ」に分類されます。
 
国の基準を満たしたレトルトパウチ梱包のみが食品に使用できます。また、基準を満たしたパウチは湯煎してもアルミやプラスックの成分は溶け出しません。
 
ただし、鍋の底やふちで焦げてしまうとパウチが溶けることがあるため、食べることは控えましょう。
 

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パスタが美味しくなくなる?

パスタとレトルトパウチを同じ鍋で茹でると、パスタ自体の味が損なわれてしまいます。
 
日本パスタ協会は「美味しいパスタの茹で方のポイント」として「パスタがお湯のなかでゆらゆらと揺れる火加減」「パスタどうしがくっつかないようにかき混ぜる」といった方法を紹介しています。
 
鍋の中にパスタ以外のものが入っていると、理想的に茹でるのは難しく、袋の下にまわったパスタが鍋底に沈んでしまう恐れがあります。その結果、パスタが鍋底にくっついてしまったら、美味しいパスタに仕上がりません。
 
また、麺の表面に傷が付くと、口あたりが悪くなる可能性もあります。パスタを美味しく茹でることが難しくなるため、一緒に茹でるのは推奨できません。
 

光熱費が節約できる方法とは

レトルトパウチで梱包されたパスタソースは、電子レンジで温めることが可能です。深めの容器に中身を移し出して、ラップをかけて1分~1分30秒ほどレンジで温めましょう。
 
電子レンジ500ワットで1分30秒温めた場合、電気の目安単価31円/キロワットアワーで計算すると電気代は約0.78円かかります。
 
一方茹でた場合は、20度の1リットルの水からお湯を沸騰までに、ガスは単価162円/立方メートル、都市ガスの燃焼量を10750キロカロリー/立方メートルとして計算すると2.41円かかります。3分間強火で茹でると1.92円かかり、合計約4.33円が必要です。
 
そのため、ガスを使って茹でたときと比べて、1回あたり3.55円の差で電子レンジの方が安くなります。同様にパスタ自体も電子レンジでつくれるレシピもあるため、少量のパスタを使う場合には電子レンジの活用により節約が期待できます。
 

パスタとソースは一緒に茹でないようにしよう

パスタを茹でるときに沸騰したお湯があるため、ついパスタのレトルト袋も一緒に茹でたくなります。しかし、パスタの美味しさが減るだけでなく、茹で方によってはパウチも溶けて食べられなくなる可能性もあることから、やめたほうがよいでしょう。
 
ソースは電子レンジなど別の方法で温めれば節約にもなるため、ぜひ活用してください。
 

出典

食品表示基準
全国家庭電気製品公正取引協議会 Q&A
経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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