更新日: 2024.09.02 その他暮らし

使っていない「銀行口座」を解約しようと思っています。数百円口座に残っていたはずですが、返ってくるのでしょうか?

使っていない「銀行口座」を解約しようと思っています。数百円口座に残っていたはずですが、返ってくるのでしょうか?
使っていない銀行口座をそのままにしておくとどうなるのか疑問に思う方もいるでしょう。今回は口座維持手数料や休眠預金について、また、解約手続きや残高の扱い、引き出し方法についても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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使っていない銀行口座は解約しよう

銀行口座を使わずに放置し、記帳や残高確認もほとんどせずにいたところ、知らない間に不正や犯罪に利用されていたという事件が発生しているようです。巻き込まれないためにも使っていない口座は解約しておくと安心です。
 
もし、口座を作ったのが比較的最近である場合には、別の注意も必要です。
 
A銀行によると、2004年4月1日以降に新規開設した口座が2年以上一度も預け入れや払い戻しがないと、未利用口座として年間1320円の口座維持手数料を負担しなければならないようです。
 
もし、未利用口座管理手数料よりも残高が少ない場合、口座残高を未利用口座管理手数料の一部とし、そのまま口座が解約されてしまいます。
 
口座開設時期や手数料などは各金融機関で異なるため、自分の口座が該当しないか確認しておきましょう。
 

休眠預金に注意

金融庁「長い間、お取引のない預金等はありませんか?」によると、休眠預金等活用法に基づき、2009年1月1日以降のお取引から10 年以上、その後のお取引のない預金等(休眠預金等)は、民間公益活動に活用されるそうです。
 
対象となるのは、普通預金、定期預金、貯金、定期積立などのようです。
 
引き出すこと自体は可能ですが、金融機関窓口へ行って手続きをする必要があります。もし、通帳などを紛失している場合は、本人確認書類も持参し、必要な手続きを行いましょう。
 

口座解約と残高の引き出し方法

解約手続きは主に銀行窓口での手続きまたはオンラインやアプリで行うことができるようです。解約の条件として、口座の残高が「0円」でないといけないというものがあるでしょう。
 
残高を0円にしないと口座解約ができないおそれがあるため、まずは口座の残高確認をして、残高を引き出すか別の口座へ移しましょう。
 
現金で引き出す場合、金融機関のATMやコンビニエンスストアのATMなどの利用が可能です。しかし、コンビニエンスストアのATMは硬貨で引き出せないため、残高に硬貨が含まれる場合には、金融機関にあるATMを使う必要があるでしょう。
 
解約手続きを窓口で行う場合には、通帳(発行されている場合)、届出印、キャッシュカード(発行されている場合)を持っていきます。長期間使っていないと本人確認書類を求められるケースもあるため、運転免許証などを必ず持参しましょう。
 
もし、通帳やキャッシュカードを紛失している場合などは別途紛失手続きなどが必要になるため、事前に各金融機関へ確認してみてください。
 

解約時の注意点

解約する口座を使った投資信託や定期預金など、取引が継続している場合には口座解約はできないでしょう。どうしても口座解約したい場合には、すべての取引を完了させる必要があります。カードローンやキャッシュローンがある場合には、事前に元金と利息を返済する必要があるようです。
 
また、口座解約によりポイントバックやオンライン機能などのサービスも併せて解約となるため、注意してください。
 
通帳やキャッシュカード、届出印などを紛失している場合には、口座解約の前に利用停止の手続きをする必要があります。直接金融機関へ出向くかオンライン、電話などで事前に手続きを進めておきましょう。
 

口座解約は残金ゼロが必須

口座に数百円でも残っていると口座解約ができないことが一般的です。硬貨をATMで引き出す場合には銀行ATMを利用する必要があるでしょう。また、別の口座へ振替・振り込みも可能です。
 
知らない間に口座維持手数料を取られていたり、残高不足で勝手に解約されたりすることもあるため注意してください。
 

出典

金融庁 長い間、お取引のない預金等はありませんか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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