更新日: 2024.09.06 その他暮らし

暑さによる食欲減退で毎日‟そうめん”のみを食べていたら3キロ痩せました…この生活を続けても問題ないでしょうか?

暑さによる食欲減退で毎日‟そうめん”のみを食べていたら3キロ痩せました…この生活を続けても問題ないでしょうか?
暑い日が続くと食欲がなくなり、普段とは違う食生活が続いてしまう人もいるでしょう。
 
特に、冷たくてさっぱりしているそうめんは食欲がなくても食べやすいため「夏になると毎日のように食べている」という人も多いかもしれません。しかし、そうめんばかり食べていると栄養面で心配になることもあるでしょう。
 
「安くてダイエット効果もあるので、これからも積極的にそうめんを食べたい」という人は、そうめんだけでは不足しがちな栄養素について確認しておくと安心です。
 
本記事では、毎日3食そうめんを食べた場合の節約効果や、そうめんだけでは足りない栄養素を補う方法についても詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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毎日3食「そうめん」にした場合の節約効果は?

まず、毎日3食をそうめんにした場合にかかる費用について計算してみましょう。
 
300グラム387円のそうめんを100グラムずつ食べるとすると、1食あたりの費用は129円です。このほかに、めんつゆ代や薬味代、そうめんをゆでるために必要な水道代やガス代などをくわえるともう少しかかるでしょう。
 
総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編] 2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯における1ヶ月の食費の平均は4万6391円です。これを30日で割ると1日の食費は約1546円、さらに3食で割ると1食あたりの目安は約515円となります。
 
そうめんにかかる費用を1食につき150~200円程度とすると、1日の食費は450~600円で済むことになるでしょう。1日あたりの平均の食費よりも1000円前後安く済む計算です。
 

「そうめん」を食べ続けることの栄養面での問題点

文部科学省の「食品成分データベース」によると、そうめんは100グラムあたり114キロカロリー、炭水化物25.8グラムで、そのほかにたんぱく質や脂質などの栄養素が含まれているそうです。
 
同量のご飯だと156キロカロリー、炭水化物37.1グラムなので、ご飯の代わりにそうめんを食べることでダイエット効果も期待できるかもしれません。
 
ただし、そうめんには炭水化物が多く含まれていますが、たんぱく質や脂質・ビタミン類・ミネラル類は不足しがちです。そのため、毎日そうめんを食べ続けていると健康面での心配も出てくる可能性があります。
 
夕食のみそうめんにするのであれば、朝昼で栄養バランスのとれた食事をしっかりとるか、不足しがちな栄養素を補える食事をそうめんにプラスする方法を考えた方がよいでしょう。
 

「そうめん」に不足している栄養素を補うには?

そうめんだけでは不足しがちな栄養素を補うためにはおかずと一緒に食べた方がよいと考えられますが、暑い時期は料理をするのも大変なので、トッピングを工夫してみるとよいでしょう。
 
不足している栄養素を補うためのおすすめのトッピングと、含まれている栄養素をご紹介します。


●トマト:ビタミン・ミネラルなど
●ツナ缶:たんぱく質など
●オクラ:食物繊維など
●納豆:たんぱく質・ビタミンB6など
●のり:ビタミン・ミネラルなど
●ごま:ビタミン・ミネラルなど

「そうめん」だけでは不足する栄養素もあるのでトッピングを工夫するとよい

暑さで食欲がないときはさっぱりしていて食べやすいそうめんがおすすめです。仮に毎日3食をそうめんにすると、1日あたりの食費を平均より1000円前後も節約できる可能性があります。
 
そうめんは手軽に作れるうえに節約にもつながりやすいと考えられますが、そうめんだけでは必要な栄養素が不足する心配があります。
 
特に、たんぱく質や脂質・ビタミン類・ミネラル類などが不足しやすいため、野菜や納豆・のり・ごまなどをトッピングするなど、できるだけ多様な食材を取り入れ、栄養バランスを保つことを心がけるようにしましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告[家計収支編] 2023年(令和5年)平均結果の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支 表II-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率 -2023 年-(15ページ)
文部科学省 食品成分データベース 食品群名/食品名: 穀類/こむぎ/[うどん・そうめん類]/そうめん・ひやむぎ/ゆで
文部科学省 食品成分データベース 食品群名/食品名: 穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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