更新日: 2024.09.06 その他暮らし
今月引っ越す予定です。今のエアコンは「10年以上」使っていますが、まだ使えるのでそのまま新居に持ち込んでも問題ないでしょうか?
本記事では、エアコンを新居に持ち込む際の費用や確認事項、買い替えのタイミングを調べました。引っ越し時のエアコン移設で悩んでいる方は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンを新居へ持ち込む費用は?
引っ越し時のエアコンの移設費用は、業者や地域によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
●取り外し:8000円~1万円
●取り付け:1万5000円~2万5000円
●運搬:引っ越し料金に含む
引っ越し時にエアコンの移設をする場合は、引っ越し会社がエアコンの移設サービスを実施しているか確認しておきましょう。エアコン移設を受け付けていない場合は、別途事業者を紹介してくれるケースもあります。
ただし、エアコンを新居に持ち込む際は、トラブルを回避するためにも事前に確認しておくべきポイントがあります。
エアコンを新居に持ち込むときの確認事項
何も確認せずエアコンを引っ越し先に持ち込むことは危険です。これから紹介する2点の確認事項をおさえることで、引っ越し先でのトラブルにあったり、余分な費用がかかったりすることを防げるでしょう。
●引っ越し先でエアコンを設置できるか確認する
●賃貸物件の場合は管理者に事前に確認する
引っ越し先の部屋で、現在使用しているエアコンを設置できるとは限りません。例えば、現在使用している部屋より引っ越し先の部屋が小さかったり、部屋は大きくなっても室外機を置くベランダが狭かったりすると設置が難しくなるケースがあります。
また賃貸物件の場合、室外機をつなげるための穴を壁に開ける工事が禁止されていることもあります。そのため、事前に引っ越し先に現在のエアコンを設置できるか確認が必要です。
引っ越し先にすでに設置されているエアコンがある場合、交換がNGの場合もあります。その際は、現在使用しているエアコンの処分費用が発生するでしょう。
処分費用は、家電リサイクル法対象品の引き取りとして、リサイクル料金および収集運搬料金がかかります。一般財団法人家電製品協会によれば、リサイクル料金はメーカーによって異なり、一部のメーカーを除いてほとんどが税込み990円もしくは2000円となっています。
10年使ったエアコンは引っ越しを機に買い替えるのもひとつの選択肢
エアコンを買い替える基準のひとつに使用年数が挙げられます。一般的に家庭用エアコンの寿命は10年程度といわれており、部品の劣化を避けることはできません。
長期間使用したエアコンはさまざまな不調が出てくる可能性があります。故障した場合はその都度修理代金が発生してしまうため、買い替えた方がコストがおさえられるケースもあるでしょう。
また、ほとんどのメーカーにおいて補修用性能部品の最低保有期間が10年前後と定められているため、この期間内に故障した場合は修理可能ですが、期間が終了すると修理対応ができなくなる可能性があります。
エアコン本体に貼ってあるシールを見れば、製造年が分かります。気になる場合はチェックしてみましょう。
さらに、買い替える際、省エネ性能の高いエアコンにすれば電気代の節約につながるメリットもあります。エアコンの購入費はかかりますが、省エネ効果で電気代の節約にもつながるため、もし使用年数が10年を経過していれば引っ越しのタイミングで買い替えをするのもおすすめです。
エアコンを長く使うためには
エアコン周りのこまめな掃除が長く使うコツです。
ポイントは、フィルターの掃除をこまめにすることです。フィルターが目詰まりするとエアコンの空気の吸い込み効率が低下し、冷暖房機能に影響を与えるだけでなく、本体への負担にもなります。
エアコンの使用頻度が減少し、手入れが不足がちの春・秋はとくに意識して行いましょう。
エアコンの寿命は10年ほどといわれているため買い替えも選択肢のひとつ
買い換え費用節約のためにエアコン移設を検討する方もいますが、使用しているエアコンの使用年数・頻度・引っ越し先の環境を考慮する必要があります。
今回のケースのように、10年近く使用しているものは故障のリスクが高くなります。最新のエアコンは省エネ性能に優れているものも多いため、買い替えることで毎月の電気代を安くおさえられる可能性もあるでしょう。
出典
一般財団法人家電製品協会 2024年4月版 リサイクル料金 一覧表(家電リサイクル手続きの進め方)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー