子どもにはいろいろな「習い事」を経験させたいのですが、毎月の費用がかさみます。他の家庭ではどのくらいお金をかけているのでしょうか?
配信日: 2024.09.08
今回は子どもの習い事にかける平均費用について、ジャンルごとの目安をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
子どもの習い事にかける平均費用はどれくらい?
子ども(小学生)の習い事にかける平均費用は、学年によって異なるようです。株式会社バンダイが2019年に実施した調査によると、習い事にかける1人当たりの平均費用は、表1の金額となっています。
表1
学年 | 平均費用 |
---|---|
未就学児 | 8644円 |
小学1年生 | 1万2253円 |
小学2年生 | 1万3065円 |
小学3年生 | 1万3866円 |
小学4年生 | 1万5775円 |
小学5年生 | 1万6033円 |
小学6年生 | 1万5611円 |
※株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」を基に筆者作成
全年齢の平均費用は約1万3607円となっており、小学3年生を境にして平均額を上回る結果であると分かりました。
ジャンルごとの習い事にかかる費用の目安
子どもの習い事にかかる費用の目安は、ジャンルごとに異なると考えられます。ここでは以下3つのジャンルについて、月額費用の目安をまとめました。
・スポーツ関連
・芸術関連
・学習関連
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
スポーツ関連
スポーツ関連の習い事にかかる費用の目安は、月額4000円~8000円程度になるようです。ただし、スポーツの種類や週に何回通うのか、遠征はあるのかなどによって金額が変動する点には注意しましょう。
また、スポーツ関連の習い事をする場合、練習や試合に必要な道具の購入が求められる場合もあります。そのため、月謝のほかにも費用がかかる可能性がある点には注意しましょう。
芸術関連
芸術関連の習い事には、ピアノやバイオリン、絵画教室などがあげられます。これらの習い事にかかる費用は月額1万円前後が目安となり、講師の実績やレッスン人数などによって金額が変動するようです。
また、楽器を習い事にする場合は、道具を買いそろえる必要があります。そのため、月謝のほかにまとまった費用を準備しなければならない可能性もあるでしょう。これらの金額も考慮したうえで、月々の出費を計算することが求められます。
学習関連
学習関連は、英会話や家庭教師、塾などの習い事が該当します。費用の目安は月額6000円前後と考えられており、学ぶ科目の多さや年齢などによって金額は変動するようです。
学習関連の習い事は、自宅でできるものやオンラインでできるものなど、さまざまなサービスが提供されています。どのような環境のサービスを選ぶかによって、金額が異なる点も理解しておきましょう。
子どもが並行する習い事の数はいくつくらいが目安になる?
株式会社バンダイが実施した調査によると、2つ以上の習い事をしている子どもの割合は53.3%となっていました。仮にスポーツ関連と学習関連の習い事をしているとした場合、毎月の出費は1万円~1万8000円程度になると想定できます。
もちろん、無理に2つ以上の習い事をさせる必要はありません。今回は子どもに習い事をさせている家庭を対象としたアンケートとなっているため、実際には習い事をさせていない場合もあるでしょう。
月々の出費だけではなく、子どもが興味を持って習い事に取り組めるかも加味するようにしてください。
子どもの習い事代にかかる費用はジャンルや頻度によって大きく異なる
子どもの習い事には、さまざまなジャンルがあります。そのため、一概にいくらかかるかを目安にするのは難しいでしょう。例えばスポーツ関連の習い事をさせる場合、月謝のほかに道具代や遠征費などの負担が発生します。芸術関連の習い事であれば、道具をそろえるために多額の費用がかかる可能性もあるでしょう。
子どもにいろいろな経験をさせるのは、もちろん悪いことではありません。ただし、金銭的な部分で負担がかかるのも事実ですので、子どもの興味や家計の状況などを加味しながら、適切な方法を選択しましょう。
出典
株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー