結婚式に招待されましたが、現在「休職中」です。ご祝儀は「3万円」払う必要はありますか? 友人も私に収入がないことは知っています…

配信日: 2024.09.16 更新日: 2024.09.17

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結婚式に招待されましたが、現在「休職中」です。ご祝儀は「3万円」払う必要はありますか? 友人も私に収入がないことは知っています…
「結婚式のご祝儀は3万円が相場」とよく言われるものの、ご祝儀はあくまでもお祝いの気持ちであり、その額は強制されるものではありません。
 
とはいえ、「ご祝儀3万円が常識」という暗黙の了解の中では、新郎新婦との関係性も考えて、相場通りの額を用意する人が大半ではないでしょうか。しかし、招待された時点で休職中など自身に収入がなく、ご祝儀3万円を包むのが難しいことから欠席を検討したことがあるという人もいるかもしれません。
 
本記事は、ご祝儀3万円への考え方、2万円や1万円でもいいケースなどを解説していきます。

なぜ3万円なのか

「奇数吉、偶数凶」という考えのもと、昔から祝い事では奇数を用いるのが良いとされてきました。これにより友人なら3万円、後輩や部下などだと3~5万円包むのが現在の相場だといわれています。
 
「奇数なら1万円でもいいのでは?」と思うかもしれませんが、そうしないのは結婚式で出される食事や引き出物にかかる費用が平均で合計2万円ほどだからです。ご祝儀が1万円だとこれが賄えないため、2万円に祝いの気持ちを足した「3万円」が妥当とされています。
 

最近では2万円でも良いという考えもある

「偶数=割り切れる数字」、つまり「別れる」「割れる」を連想させるとして縁起が悪いと避けられてきましたが、近年は「2」という数字が「ペア」を連想させるとして2万円でも問題ないと考えが広がっています。
 
どうしても3万円を用意するのが厳しい状況であるならば、お札の枚数が偶数になるように、1万円札1枚と5000円札2枚にするなど工夫して2万円を包みましょう。
 

2万円包むときの注意点

ご祝儀の額が2万円でも問題ないのは「10代や20代前半など就職して間もなく、経済的に余裕がない場合」です。そのため30代以上は、相場通り3万円を包むのが無難といえます。しかし、今回のように「休職中」なら「経済的に余裕がない状況」でもあるので、2万円でも問題ないでしょう。
 
なお、挙式のみ参列する場合のご祝儀の相場は1万円です。挙式のみの場合は食事の提供や引き出物がないので、逆にそれ以上を包むと新郎新婦に気を遣わせてしまう可能性があるので要注意です。
 

正直に相談してみるのもOK

どうしてもご祝儀を3万円包むのが経済的に厳しい場合は、自分一人で悩まず直接、新郎新婦に相談してみるのもいいでしょう。休職中で収入がないことを知っているのであれば、無理に招待はされないはずです。
 
一方で、新郎新婦との関係性によっては「ご祝儀はいらないのでぜひ出席してほしい」と提案されるかもしれません。経済事情を話すことは勇気がいることですが、「黙って1万円だけ包んで披露宴に出席」するよりはいいでしょう。新郎新婦とのその後の付き合いを考え、マナー違反をおかさないよう注意しましょう。
 

さいごに

ご祝儀はあくまで「お祝いの気持ち」の表れで、額が決まっているわけではありません。相場通りの額を用意することが理想ですが、それが困難な場合は「2万円はペア」と割り切って前向きな気持ちで出席することも大切です。それも難しい場合は新郎新婦に相談して、お互いが気持ちよく当日を過ごせるようにしましょう。
 
執筆者:本条アカネ
FP2級

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