更新日: 2024.09.25 その他暮らし

「自動車の騒音規制強化」で「スポーツカー」が買えなくなる? 車の音の必要性とは?

「自動車の騒音規制強化」で「スポーツカー」が買えなくなる? 車の音の必要性とは?
自動車の騒音規制は、国際的に強化されている傾向にあります。日本では3フェーズあるうちの「フェーズ2」が適用されていますが、今後の騒音規制強化によってスポーツカーが購入できなくなるのではないかと考えている方もいるでしょう。
 
今回は、自動車の騒音規制強化の内容についてご紹介します。あわせて、車の音を必要と感じている人の割合や自動車の騒音による罰則などもまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

自動車の騒音規制強化とは

自動車の騒音規制に関する法律や基準は、国や地域によって異なるとされています。ただし、規制の内容については以下の3つに分類されるケースが一般的で、それぞれの内容は以下の通りです。


・排気騒音規制:自動車の排気音に関する騒音の規制
・車両騒音規制:自動車のタイヤやエンジンなどから発する騒音の規制
・交通騒音規制:自動車の走行による騒音を規制

日本国内においては騒音規制法の第一条で「この法律は、工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴つて発生する相当範囲にわたる騒音について必要な規制を行なうとともに、自動車騒音に係る許容限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。」と定められています。
 
なお、2024年に実施される変更時には「フェーズ3」への移行が検討されているといわれており、今後はスポーツカーなどに対してより厳しい規制になる可能性があるといえるでしょう。
 

自動車の騒音による罰則

自動車の騒音に関する罰則として挙げられるのは、騒音運転の禁止違反(道路交通法第71条第5号の3)です。例えば正当な理由がないにもかかわらずエンジンをふかしたり、急加速や急発進で騒音を発生させたりして周囲に迷惑をかけた場合は、罰則の対象になるといわれています。
 
罰則としては5万円以下の罰金、違反点数2点が定められているため、決して軽いものではないといえるでしょう。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短18分(※)でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 最短18分(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短18分(※)
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
■商号:アイフル株式会社■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)■遅延損害金:20.0%(実質年率)■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)■担保・連帯保証人:不要

車の音を必要と感じている人はどのくらいいる?

車の騒音に悩む人は少なからずいるとされていますが、静音化することを疑問視する意見も見られるようです。ナイル株式会社が全国の男女2012人を対象に実施した騒音規制に関する調査によると、車の音を必要と感じている人の割合は、全体の83.1%となっていました。
 
ただし、実際に車の音をうるさいと感じていない人も全体の4割程度いるため、必ずしも規制することが正しいとは言い切れないでしょう。車の音を必要と感じている理由には、安全性が関係しているようです。
 
音がしなければ、車が接近していることに気づくのに遅れてしまう可能性もあります。接近に気づかず道路を横断しようとして、事故につながってしまうリスクもあるでしょう。
 
このように車による騒音が問題視されているのは事実ですが、車の音自体は必要と考えている割合も多いことがうかがえます。
 

騒音規制により既存のスポーツカーの購入が難しくなる可能性あるが、安全性の面から車の音は重要

日本国内における自動車の騒音規制は、国際基準の「フェーズ2」が適用されています。2024年には変更時には「フェーズ3」の適用も検討されており、今後現在のようなスポーツカーが購入できなくなる可能性があります。
 
しかし、車の音に必要性を感じている人の割合は8割を超えており、理由としては安全性が関係しています。そのため、騒音規制のすべてが正しいとは言い切れないでしょう。今後の騒音規制の動向に注目です。
 

出典

e-Gov法令検索 騒音規制法(昭和四十三年法律第九十八号)第一条
ナイル株式会社 騒音規制についての意識調査(PR TIMES)
大阪府警察 厳しい罰則
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集