結婚式に夫婦で参加! ご祝儀を「5万円」渡したけど、新郎新婦は“損”にならない? 1人「3万円」ずつ用意する必要はないの? 結婚式にかかる費用とあわせて解説

配信日: 2024.09.27

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結婚式に夫婦で参加! ご祝儀を「5万円」渡したけど、新郎新婦は“損”にならない? 1人「3万円」ずつ用意する必要はないの? 結婚式にかかる費用とあわせて解説
結婚式に招待された場合、相場に基づいてご祝儀を包むという人が多いのではないでしょうか。また、自分のほうが先に結婚式をあげている場合は、相手に負担をかけないように、いただいたご祝儀と同額を包むケースもあります。
 
一般的に結婚式のご祝儀として個人なら「3万円」、夫婦なら「5万円」を用意する人が多いかと思いますが、夫婦で連名にした場合、夫と妻それぞれが別で包んだ場合と比べて1万円少ない計算になってしまいます。新郎新婦が「損」をしないように、それぞれ個人で包んだほうがいいのでしょうか。
 
本記事では、結婚式に夫婦で招待されたときのご祝儀について、結婚式を開催する場合の費用と合わせて解説していきます。
渡辺あい

執筆者:渡辺あい(わたなべ あい)

ファイナンシャルプランナー2級

結婚式のご祝儀の相場

結婚式のご祝儀の額は、新郎新婦との関係性によって異なります。ここでは関係性別のご祝儀の相場について確認していきましょう(図表1)。
 
図表1

新郎新婦との関係 ご祝儀の相場
友人 3万円
同僚 2~3万円
部下 3~5万円
上司 3~5万円
取引先 5万円(会社から)
3万円(個人から)
恩師 3~5万円
親族(兄弟・姉妹・いとこなど) 3~10万円

ゼクシィ 「結婚式のご祝儀相場」いくら包めばいい?相手別・挙式のみ・連名など様々なケースを解説 をもとに筆者作成
 
夫婦で呼ばれた場合のご祝儀は連名で包むのが一般的です。本来であれば夫の分として3万円、妻の分として3万円の合計6万円を包んだほうがいいのでは、と考える人もいるかもしれません。
 
しかし、日本では慶事では「奇数がよい」とされています。そのため偶数の6万円よりも、奇数の5万円あるいは7万円を包むのがいいでしょう。5万円と7万円のどちらがいいかは夫婦と新郎新婦との関係によります。
 

結婚式にかかる費用

ゼクシィ結婚トレンド調査2023によると、結婚式における料理・飲物代は全国平均で2万700円、引出物・引菓子などのギフト代は平均6200円で、ゲスト1人をもてなす費用は約2万7000円かかるとされています。
 
このように考えると、夫婦連名で5万円では新郎新婦が「損」してしまうように思われます。しかし、料理・飲食代に関してはそれぞれに提供の費用がかかるものの、引き出物(プチギフトを除く)に関しては、家族単位で渡すケースが多くあります。
 
実際に筆者が結婚式を挙げた際の経験ですが、夫婦での参加者には引き出物のグレードをほかの参加者よりも若干上げて1つ贈りました。また、その後夫婦で結婚式に招待を受けた場合も、いただいた引き出物は2人で1つでした。このように考えると、夫婦のおもてなしにかかる費用は約4万7600円となり、5万円のご祝儀でも少ないとはいえないでしょう。
 

ご祝儀と別でお祝いを渡すのも

先ほども触れましたが、結婚式では参列のお礼として引き出物を渡されるケースがほとんどです。しかし、こちらが想定していたよりも高額な引き出物をもらってしまった場合、5万円では少なかったと後悔する人もいるかもしれません。
 
このようなときは、あとから追加でご祝儀のお金を包むのは失礼と思われることもあるので、代わりにプレゼントを贈ったり、お祝いに後日食事に招待したりするのもいいでしょう。いずれも高額になりすぎると、かえって新郎新婦に心配や負担をかけてしまうので、スマートにお祝いするようにしましょう。
 

まとめ

夫婦で結婚式に招待された場合、夫婦連名で5万円のご祝儀を包むことは問題ありません。
 
ただし、その新郎新婦を以前に自分たちの結婚式に招待していた時に「カップル連名」として7万円を贈られていた場合は、自分たちも7万円を包んだり、引き出物が明らかにグレードアップされたものだと分かった場合は、後からプレゼントを贈ったりすることも検討するといいでしょう。
 

出典

ゼクシィ 「結婚式のご祝儀相場」いくら包めばいい?相手別・挙式のみ・連名など様々なケースを解説
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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