もうすぐ友人の結婚式ですが、どうしても「ご祝儀3万円」が出せません。ご祝儀を「1万円にする」のと「欠席」では、どちらが迷惑にならないでしょうか…?

配信日: 2024.09.29 更新日: 2024.09.30

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もうすぐ友人の結婚式ですが、どうしても「ご祝儀3万円」が出せません。ご祝儀を「1万円にする」のと「欠席」では、どちらが迷惑にならないでしょうか…?
ジューンブライドという言葉があるように、最も結婚式が多いのは6月だと思われがちですが、日本の結婚式のピークは9月~11月と言われています。そのため、ここ数ヶ月以内に結婚式に出席予定だという人もいるのではないでしょうか?
 
一般的に友人に渡すご祝儀の相場は3万円と言われており、決して軽い負担ではありません。どうしても3万円用意するのが難しいという人もいるでしょう。
 
本記事では、ご祝儀を用意できないときにどうすべきかを解説します。
浜崎遥翔

執筆者:浜崎遥翔(はまさき はると)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

ご祝儀を1万円に減らすのも欠席もどちらも迷惑がかかる

結論を言ってしまうと、ご祝儀を減らすのも直前で欠席するのもどちらも相手に迷惑をかけてしまいます。理由を見ていきましょう。
 

飲食代・引き出物代で平均2万7000円超というデータも

ゼクシィの結婚トレンド調査2023(首都圏版)によると、一人当たりにかける料理と飲み物費用合計の平均額は2万2000円、引き出物の平均額は5800円となっています。合計すると2万7800円で、一般的なご祝儀の金額である3万円より少し安いくらいの金額なのです。
 
つまり、ご祝儀を1万円とした場合、新郎新婦に負担を強いることとなり、迷惑がかかってしまいます。
 
しかしご祝儀を出せないからといって、「急であっても欠席したほうが良い」というわけではありません。一般的に結婚式の20日~10日前から料理・引き出物に対してキャンセル料がかかります。仮に欠席したとしてもご祝儀が少ないのと同様に大きな迷惑がかかるのです。
 
また、人数が減ることにより会場の調整などが必要となるため、直前の欠席は急病や身内の不幸などやむを得ない場合を除いて避けるべきでしょう。
 

直前の欠席は全額ご祝儀を包むのがマナーとされている

実は結婚式を直前に欠席する場合、ご祝儀は出席したときと同じ金額を支払うことがマナーとされています。
 
理由は前述した通り、直前の欠席の場合はキャンセル料がかかり、当日に自分が出席したのと比べて新郎新婦の金銭的な負担は変わらないからです。
 
万が一欠席した場合は、後日、相場通りのご祝儀を新郎新婦に贈るようにしましょう。
 

どうしてもお金が足りないときはどうする?

新郎新婦に迷惑をかけないためには、相場通りのご祝儀を支払い、結婚式に参加するのが一番です。したがって以下の方法を試してみましょう。
 

家族や友人に借りる

まずは家族や友人にお金を借りられないかを考えてみましょう。ただし、お金の貸し借りは人間関係を崩す可能性があることに注意しなければなりません。
 
借りるときに「返済計画を明示する」といったように、誠意を持った対応が必須です。
 

カードローンを検討する

クレジットカードにキャッシング機能がついていればカードローンという手段もあります。ただし初回30日間は無利息としてくれる商品も存在しますが、無担保のカードローンは一般的に金利が高いため注意が必要です。
 

新郎新婦に相談する

新郎新婦との関係性によっては直接相談するのも1つの手です。例えば、「当日は1万円だけしか用意できないけれど、後日必ず不足分の2万円を渡す」という提案をしても良いでしょう。もしかしたら「君が結婚するときのご祝儀を1万円にするから、今回は1万円でいいよ」などと言ってくれるかもしれません。
 
新郎新婦も「ゲストには決して負担をかけたくない」と思っているはずです。結婚式を祝いたいという気持ちをしっかり伝えて、より良い形を探すと良いでしょう。
 

ご祝儀は気持ちだがマナーはある。お金が厳しそうなら誘われた時点で相談を

ご祝儀はお祝いの気持ちという側面もあり、「いくら支払わなければいけない」という厳密なルールはありません。ただし、「相場」を見越して式の準備をするのが一般的である以上、相場より明らかに低いご祝儀の支払い、ましてや直前キャンセルは避けるべきです。
 
そうならないためにも、結婚式の招待を受けたタイミングでお金を貯め始める、お金の工面が難しそうならそのタイミングで、欠席を含めた相談をするといった対応をしましょう。
 

出典

ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ
 
執筆者:浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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