「揚げ物は家でしない」と言うママ友。油汚れがないだけでなくコスパもよいそうですが、そうなのでしょうか?
配信日: 2024.10.02
そこで今回は、揚げ物は購入した方がコスパがよいのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
揚げ物を家で作らない方がコスパがいいのは本当か?
自宅で200グラムの唐揚げを作る場合、一般的に必要な材料は表1の通りです。なお、それぞれの商品価格は総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編) 東京都区部小売価格(2024年8月)」およびネットスーパーなどの情報を参照しています。購入時期や店舗によっても異なりますので、あくまで目安として参考にしてください。
表1
材料 | 必要量 | 必要量あたりの金額 | 商品価格 |
---|---|---|---|
鶏もも肉 | 200グラム | 約276円 | 138円/100グラム |
すりおろしニンニク | 小さじ1(5グラム) | 約18円 | 151円/43グラム |
すりおろし生姜 | 小さじ1(5グラム) | 約19円 | 151円/40グラム |
塩こしょう | 少々 | - | - |
しょうゆ | 大さじ1(15ミリリットル) | 約10円 | 313円/450ミリリットル |
料理酒 | 大さじ1(15ミリリットル) | 約7円 | 496円/1リットル |
マヨネーズ | 大さじ2(30グラム) | 約25円 | 830円/1キログラム |
片栗粉 | 30グラム | 約22円 | 160円/220グラム |
小麦粉 | 20グラム | 約7円 | 354円/1キログラム |
サラダ油 | 800ミリリットル | 約379円 | 474円/1リットル |
※筆者作成
表1の価格で計算した場合、唐揚げを200グラム作ると1回当たり約763円かかると予想できます。ほかにも食材費だけではなく、唐揚げを揚げるために必要なガス・電気代、揚げ物用のキッチン用品などがかかります。そのため、家で本格的に揚げ物を作る場合はコストがかさむでしょう。
一方で惣菜などであれば、光熱費や器具の購入が必要ないためその分節約できます。ある店舗によると、とんかつ1枚が約430円、真アジのフライが2枚で約390円で売られていました。
惣菜を購入すれば材料費・光熱費・器具代が全て浮くため、コスパがよいといえるでしょう。
揚げ物を作らないメリット|油汚れの軽減・タイパがいい
コスパ以外にも、揚げ物を作らないメリットが2つあります。
1つ目は、油汚れの軽減です。揚げ物を作ると油が飛び散るため、毎回掃除する必要があります。頑固な油汚れは、重曹やアルカリ性洗剤・セスキ炭酸ソーダ水など、専用の掃除グッズがなければ落ちないこともあるでしょう。
また、余った油を適切に処理して捨てなければいけないため、手間もかかります。揚げ物を家で作らなければ、キッチンの油汚れを防げるため、料理後のストレスも軽減するでしょう。
2つ目は、タイパがよい点です。揚げ物を家でしない場合、作る時間や片付け、キッチン掃除などが短縮できるため、時短につながります。時短してできた時間は、別の家事や調理に充てられるため、忙しい方でも効率よく家事ができるでしょう。
例えば、スーパーで揚げ物を購入して、自宅でサラダなどを作る時間を確保すれば、バランスのいい食事を取ることもできるかもしれません。家族と過ごす時間も増やせる可能性があるため、「揚げ物を作らない」選択はさまざまなメリットがあるといえるでしょう。
揚げ物は手作りよりスーパーの惣菜などを購入した方がお金も時間も節約できる可能性が高い
揚げ物は材料費以外にも光熱費や揚げ物専用の器具代など、さまざまなコストが発生します。唐揚げを200グラム作る場合、材料費だけで760円近い費用がかかるケースがあるため、スーパーの惣菜などを購入した方が節約に効果的であると考えられます。
また、揚げ物を家で作らない場合、時間の節約にもつながります。揚げる時間や片付ける時間が短縮されるため、空いた時間で好きなことをしたりもう1品作ったりできるでしょう。
一方自宅で揚げれば、出来たてのジューシーな味を堪能できたり料理のレパートリーが増えたり、手作りならではのメリットもあります。節約だけに目を向けるのではなく、ライフスタイルや食の好みに合わせて、惣菜と自炊を使い分ける方法もおすすめです。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 統計表2 主要品目の東京都区部小売価格【2023年8月~2024年8月】
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー