日本のアニメ映画で「最も高い売上」を出したのはどの作品? 「平成」と「令和」それぞれの映画を教えて!

配信日: 2024.10.08

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日本のアニメ映画で「最も高い売上」を出したのはどの作品? 「平成」と「令和」それぞれの映画を教えて!
日本のアニメは国内外で人気が高く、令和になってからも多くのヒット作が生まれています。本記事では、平成と令和のアニメ映画ヒット作をご紹介します。
 
また平成、令和の1位作品がヒットした要因についても解説するため、アニメ好きの方はぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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映画の売り上げの指標は

よくインターネットやテレビで、上映中の映画のランキングを目にすることがあります。映画の売り上げの指標は、一般的に次のものを参考にします。
 

興行収入

「興行」とは、観客が入場料を支払い、映画や舞台、イベントなどを開催することです。そして、その興行で得られる収入を「興行収入」といいます。映画館の運営者の利益は、観客から徴収した入場料から上映料を支払い、さらに施設の運営費を差し引いたものです。
 

配給収入

興行収入と似た言葉に「配給収入」というものがあります。こちらは、興行収入から支払われる配給会社の取り分を指す言葉です。
 
以前は配給収入を映画の人気をあらわす指標とするのが一般的でした。しかし、現在では興行収入をランキングに用いているケースがほとんどです。海外の指標に合わせたことや、「どれだけの人が映画を観たか」を明確に示すには、興行収入のほうがより実態に即しているからというのが大きな理由とされています。
 

平成のアニメ映画ベスト5

平成の30年間に上映されたアニメ映画で、興行収入が上位の映画にはどのようなものがあるのでしょうか。


1位:千と千尋の神隠し(2001年/約308億円)
2位:君の名は。(2016年/約250億円)
3位:ハウルの動く城(2004年/約196億円)
4位:もののけ姫(1997年/約201億円)
5位:崖の上のポニョ(2008年/約155億円)

※()内は公開年/興行収入

5位までにジブリ作品が4作品入っており、平成のアニメ映画史はジブリ作品なしでは語れないといってもよいでしょう。(※海外のアニメ作品はランキングから除外しています)
 

ジブリ作品が多くの人を魅了する理由

ジブリ作品には多くの魅力があります。そのなかでも映像の美しさは魅力のひとつだと考えられます。さらにファンタジー要素や懐かしさを感じるノスタルジックな要素、強いメッセージ性など、子どもだけでなく大人も惹きつける魅力になっているようです。
 
また実際に存在する街をモデルとしながらも、そこにオリジナル要素を加えたジブリ作品独自の世界観も人々を惹きつける理由と考えられます。
 

令和のアニメ映画ベスト5

ジブリ作品が多くランクインした平成ですが、令和のアニメ映画の興行収入はどうなっているのでしょうか。


1位:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年/約404億円)
2位:ONE PIECE FILM RED(2022年/約197億円)
3位:THE FIRST SLAM DUNK(2022年/約158億円)
4位:名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年/約157億円)
5位:すずめの戸締まり(2022年/約147億円)

※()内は公開年/興行収入
※現在も上映中の映画もあり(2024年10月2日現在)

ランキングは平成とは大きく変化し、1位にはTVアニメも大ヒットしている「鬼滅の刃」が入りました。
 

「鬼滅の刃」がヒットした理由

鬼滅の刃は、アニメ制作会社のufotableが手がけた作品です。映画の公開より先に放送されていたTVアニメが大ヒットし、映画が公開されるとわずか10日で「千と千尋の神隠し」が公開から25日で打ち出した興行収入100億円を突破する大記録を打ち立てたことから話題となりました。
 
ufotableが手がける作品は、美しい映像で観客を作品の世界に引き込みます。また昨今のネット配信サービスがメジャーになった影響もあり、テレビ放送を見逃していた多くの人が、話題になっているTVアニメ版の鬼滅の刃を視聴できたことが奏功し、知名度を上げたことも映画がヒットした要因と考えられます。
 

日本が誇るアニメ映画を楽しもう

令和のアニメ映画ヒットの要因として、アニメの大衆化がさらに進み、より多くの人がアニメ映画を観るようになったことが挙げられます。またSNSが普及し、かつてよりも口コミが拡散されるようになったことで、話題になった作品により多くの人が集中するようになったこともヒットを生む理由といえるでしょう。
 
普段アニメ映画を観ない方も、ストーリーだけでなく、最新技術を用いた美しい映像を体感しに映画館へ足を運び、ヒット作を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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