更新日: 2024.10.10 その他暮らし

海外のお土産を買いすぎて、飛行機に預ける「手荷物」が「重量オーバー」に。「友人の荷物」に入れてもらったのですが問題ないですよね?

海外のお土産を買いすぎて、飛行機に預ける「手荷物」が「重量オーバー」に。「友人の荷物」に入れてもらったのですが問題ないですよね?
海外旅行が楽しく、思わずお土産を買いすぎてしまった経験のある方もいるかもしれません。飛行機に荷物を預ける際は無料で預けられる重量には制限があり、オーバーした場合は基本的に超過料金が必要です。
 
仮に友人の荷物の重量に余裕があれば一緒に入れてもらうことで、超過料金を支払わずに済みます。しかし、場合によっては空港の保安検査員に確認を求められるケースもあるため、注意が必要です。
 
そこでこの記事では、飛行機に荷物を預ける際に、友人の荷物に自分の荷物を入れても問題はないのか、国内各社の無料手荷物許容量やオーバーした場合の費用などについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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国際線の手荷物制限

飛行機の国際線に搭乗する場合、無料で預けられる荷物には重量や個数に制限があります。
 
国内大手の航空会社である日本航空株式会社(JAL)と全日本空輸株式会社(ANA)がクラスごとに定めている重量と個数は表1の通りです。なお、預けられる手荷物の重量や個数などは、航空会社によって設定が異なります。詳しくは、利用する航空会社のホームページなどで確認しましょう。
 
表1

表1

※筆者作成
 
両社ともエコノミークラスに搭乗する場合、1個当たりの重量が23キログラムまでの荷物を最大2個まで無料で預けられます(サイズの制限もあり)。オーバーしてしまった場合は、重量や個数、サイズによって超過料金が発生します。
 
なお、飛行機に預けられる1個当たりの重量・サイズの上限も定められているため、事前に確認しておくことをおすすめします。
 

友人の手荷物に入れてもらうことは問題ない?

荷物が無料の範囲を超えてしまった場合、スーツケースに余裕がある友人の手荷物に一緒に入れてもらう方法が考えられますが、この行為自体は問題はない可能性があります。
 
一部の路線・航空会社では、2人以上の無料手荷物の許容量を合算できるサービスもあります。例えば、1人46キログラムまで無料であれば、2人で92キログラムです。
 
どちらかの重量が46キログラムをオーバーしていても、合算して92キログラムをオーバーしていなければ、無料で対応してもらうことができます。このサービスを利用するにはいくつかの条件があるため、利用する航空会社や路線で対応しているかあらかじめ確認しておきましょう。
 
しかし、万一、空港の保安検査で手荷物に怪しい点があった場合などは、持ち主の前で保安検査員が荷物の確認を行います。その際に、本人の荷物ではないものが入っていたり、内容物の説明ができなかったりした場合、検査担当者に不審に思われる可能性があるため注意が必要です。
 

友人の手荷物に入れる以外で重量オーバーを防ぐ方法

友人の手荷物に入れる以外で重量オーバーを防ぐ方法には、以下のような方法があります。


・機内に持ち込む
・ハンドバッグなどを利用する
・衣類のポケットを利用する
・不要なものは処分する
・空港内の宅配サービスを利用する

意図せずオーバーしてしまった場合でも、原則超過料金を支払わなければいけません。手荷物の重量オーバーを防ぎたいのであれば、荷物の分散や処分などをしてうまく調整してみましょう。
 

手荷物が重量オーバーした場合、友人の手荷物に入れることもできるがリスクをともなう場合がある

旅行に行くと、ついお土産を買いすぎてしまい、帰りの飛行機で預ける荷物が重量オーバーしてしまう場合もあるでしょう。友人の荷物に空きがあれば一緒に入れてもらうこともできますが、空港の保安検査員に確認される場合もあるため注意が必要です。
 
もし重量オーバーによる超過料金の支払いを防ぎたいのであれば、一部を機内持ち込みにしたり、不要な物は処分したりするなどして、調整をしてみましょう。
 

出典

日本航空株式会社 お預けのお手荷物 無料となるお手荷物の許容量
全日本空輸株式会社 無料でお預かりする手荷物の重さ・サイズ・個数(国際線)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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