燃費がよい「普通車」TOP10!1位と10位ではどれくらいガソリン代に違いが出る?

配信日: 2024.10.23

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燃費がよい「普通車」TOP10!1位と10位ではどれくらいガソリン代に違いが出る?
ガソリン代が高止まりしている昨今、少しでもガソリン代を浮かせたいと考えている人は少なくないでしょう。
 
なかには買い替えを考えていて、次に乗る車はできるだけ燃費がよい車に乗ろうと計画している人もいるかもしれません。
 
本記事では国土交通省が発表した燃費ランキングをご紹介し、燃費の違いによるガソリン代への影響について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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普通車燃費ランキングTOP10

国土交通省の発表によると、令和4年末時点で販売されている車のうち、「普通・小型自動車部門」の燃費ランキング上位10車種は表1の通りです。
 
表1

車種 燃費(WLTCモード)
普通・小型自動車部門
(キロメートル/リットル)
1位 トヨタ ヤリス 36.0
2位 トヨタ アクア 35.8
3位 トヨタ プリウス 32.1
4位 トヨタ ヤリス クロス 30.8
5位 トヨタ カローラ 30.2
6位 ホンダ フィット 30.2
7位 トヨタ カローラ スポーツ 30.0
8位 トヨタ カローラ ツーリング 29.5
9位 ニッサン ノート 29.5
10位 トヨタ シエンタ 28.8

出典:国土交通省 自動車の燃費ランキングを公表します!
 
上位10車種の多くが30.0キロメートル/リットルを超える燃費となっています。
 

燃費ランキング上位はすべてハイブリッド車

ランキング上位は、いずれもハイブリッド車でした。ハイブリッド車とは、内燃機関(エンジン)とモーターの2つを動力源とする車です。
 
発信時や加速するときなど、一般的にエンジン効率が悪くなる場合にモーターを使い、定常走行するときはエンジンとモーターを使い分けます。またスピードを落とす時はモーターで発電して充電します。
 
ハイブリッドは、エンジン車と比べて燃費が高いことが特徴です。
 

1位と10位の燃費差は「7.2キロメートル/リットル」

ランキング1位と10位の燃費差は「7.2キロメートル/リットル」、つまりガソリン1リットルあたりの走行可能な距離が7.2キロも異なります。この燃費差がガソリン代にどれほど影響を与えるか見ていきましょう。
 
仮に年間1万キロ走るとすると、1位の車の燃費(36.0キロメートル/リットル)だと、必要なガソリン量は約277.7リットルです。一方10位の車の燃費(28.8キロメートル/リットル)では、約347.2リットル必要であり、差は69.5リットルあります。
 
経済産業省資源エネルギー庁の資料では、9月30日時点のレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は「174.8円/リットル」でした。
 
69.5リットルの購入価格は約1万2149円であり、1位と10位のガソリン代は1万円以上開きます。
 

実質の燃費は運転の仕方などによって変わる

上記の燃費はあくまでカタログ上のものです。実質の燃費は運転の仕方などによって異なるため、実際には前述のシミュレーションほどのガソリン費の差は出ないかもしれません。
 
一般社団法人日本自動車工業会によると、カタログ燃費と実際の燃費に差がある場合、差分の約2割は使用環境、約3割は電装品、約5割は使い方によって変わってきます。
 
具体的には、以下のような点が指摘されています。

●平均気温15~20度が燃費に最適
●上り坂や雪道だと燃費に悪影響がある
●平均時速60~70キロでもっとも燃費がよい
●急加速は燃費を悪くする
●短い距離のドライブは燃費が悪くなる

ガソリン費を節約するには、車の乗り方に気を遣うことも大切です。
 

燃費ランキング1位と10位では1万円以上のガソリン費の差がでる

燃費ランキングの上位はすべてハイブリッド車ですが、1位と10位では1万キロあたりのガソリン費の差が1万円以上も発生します。節約を考えるなら、燃費のよい車を買い替え候補にするとよいかもしれません。
 
ただしカタログ燃費を参考にした結果であるため、乗り方によっては実際の燃費が低い数値になる可能性も十分あります。
 

出典

国土交通省 自動車の燃費ランキングを公表します!
経済産業省資源エネルギー庁 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
一般社団法人日本自動車工業会 気になる乗用車の燃費 6ページ、9~13ページ 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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