銀行振込のときに相手負担の「手数料」を誤って自分で払ってしまいました…銀行に返金してもらうのにも「手数料」がかかりますか?
配信日: 2024.10.26 更新日: 2024.10.28
そのようなとき、どう対処すればいいのか確認しておくことをおすすめします。
本記事では、振込手数料の金額や誤って支払ってしまった場合の銀行の対応などについて詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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振込手数料とは
振込手数料とは、銀行などでお金を振り込む際に発生する手数料のことをいいます。手数料の金額については金融機関や振込方法、振込金額によって異なるため、事前の確認が必要です。参考までに、ある銀行の振込手数料を表1にまとめました。
表1
取り扱い区分 | 同一支店・本店宛て | 他行宛て(電信) | |||
---|---|---|---|---|---|
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | ||
窓口 | 440円 | 660円 | 710円 | 880円 | |
ATM | 現金 | 220円 | 440円 | 380円 | 550円 |
キャッシュカード | 220円 | 220円 | 270円 | 330円 | |
みずほ ダイレクト |
インターネット バンキング |
0円 | 0円 | 150円 | 320円 |
※参照サイトを基に筆者作成
特に、振込金額が3万円以上になると手数料の金額も高くなるため、間違いは避けたいでしょう。
振込手数料を「受取人負担」にするには?
銀行振込の手数料を受取人負担にするためには、振込金額から手数料分を差し引いて振り込む必要があります。利用する銀行の手数料を自分で調べておきましょう。
例えば、みずほ銀行の窓口で他行宛てに5万円を振り込む場合、振込手数料である880円を差し引いた4万9120円が振り込まれることになります。
銀行によってはインターネットバンキングの利用で「受取人負担」を選択することで、自動的に振込金額から振込手数料を差し引いた金額が振り込まれるシステムもあるようです。利用する銀行のルールを事前に確認しておきましょう。
振込手数料を誤って負担してしまった場合の銀行の対応は?
振込手数料を受取人が払う取り決めになっていたにもかかわらず、誤って振り込みをする側が負担してしまった場合は、手数料分を返金してもらえる可能性があります。
例えばある保険会社では、受領証や明細、証券番号が分かるものを郵便局保険窓口まで持っていくと、後日返金分が口座に振り込まれるようになっているようです。
また、銀行によっては振り込んだお金を先方から返却してもらうために「組戻し」の手続きが必要になる場合もあるようです。この手続きには手数料がかかることもあり、さらに受取人の了承が得られない場合は振込代金が返却されない可能性もあります。組戻しにかかる手数料の相場について、600~800円程度のようです。
場合によっては、誤って支払ってしまった振込手数料よりも、組戻しにかかる手数料の方が高額になることもあるため、慎重に検討した方がいいかもしれません。
銀行の手続きにより返金してもらえても手数料がかかる可能性がある
振込手数料とは銀行でお金を振り込む際に発生する手数料のことです。一般的には支払う側が負担しますが、双方の合意により受取人が負担することもあるでしょう。
もし、誤って振り込みをする側が負担してしまった場合、銀行によっては「組戻し」の手続きをすることで手数料が返金される可能性があります。ただし、組戻しの手続きには600円〜800円程度の手数料が発生することもあるため、誤って支払った振込手数料よりも高くついてしまう可能性があるため注意が必要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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