更新日: 2024.10.28 その他暮らし
スタッドレスタイヤは「5000円以下」から「5万円以上」まで価格差が大きいようです。安いものと高いものの違いは何ですか?
安価なものから高価なものまでさまざまなタイヤが販売されていますが、安いタイヤと高いタイヤの違いは何でしょうか。当記事では、ノーマルタイヤとの違いや価格差による違い、スタッドレスタイヤの選び方、なるべく安く買う方法などを詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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スタッドレスタイヤとは?
株式会社ブリヂストンでは、スタッドレスタイヤについて「鋲(びょう)を打ち込んでいないタイヤ」と説明しています。冬用タイヤのスタッドレスタイヤは、氷点下でも柔らかさを保つゴムが使われており、タイヤ表面には深くて太い溝が多数設けられていることから、雪が積もった道や凍った路面も安全に走行することが可能です。
スタッドレスタイヤが普及する以前は、タイヤにびょうを打ち込んだスパイクタイヤが主流でした。しかし、乾燥した道路を走ると路面を削り粉じん公害を引き起こすことから、「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」の施行に伴い、平成3年以降は製造販売が原則禁止となっています。
スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの違い
冬タイヤであるスタッドレスタイヤと、夏タイヤとも呼ばれるノーマルタイヤの違いについて、住友ゴム工業株式会社(ダンロップ)は「ゴムの質」を挙げています。冬に用いられるスタッドレスタイヤは、雪が積もった道や凍った路面でも、安定した走行を実現しなければなりません。そのため、氷点下を超えるような低温環境においても、柔らかさやしなやかさを保つ性能を持っています。
安いタイヤと高いタイヤは何が違う? 選ぶ際のポイントも解説
冒頭でも述べた通り、販売店やインターネットではさまざまな価格帯のスタッドレスタイヤが売られています。なるべくコストは抑えたいところですが、安いタイヤと高いタイヤは何が異なるのでしょうか。タイヤの価格を決める要因は複数ありますが、性能が高いモデルは高価になるのが一般的です。また、有名タイヤメーカーの最新のモデルも、比較的高価になります。
ただし、一番高価なモデルが最善というわけではなく、性能とコストのバランスを考えて選ぶことが重要です。走行環境に応じて、最適なモデルは異なります。例えば、積雪路面や凍結路面を走る機会の多い方は、コストより雪上性能や氷上性能を重視すべきです。一方、降雪は年数回で乾いた路面を走ることが多い方は、性能とコストのトータルバランスを考えた方がいいでしょう。
スタッドレスタイヤをなるべく安く買う方法
スタッドレスタイヤをなるべく安く購入するには、シーズン前やシーズン後半に買うのがおすすめです。例えば、シーズン前の9月や10月は、冬支度セールや早期販売セールなどを実施する販売店もあるようです。また、仕入れたスタッドレスタイヤが不良在庫にならないよう、シーズン後半の1~3月にかけてもクリアランスセールや在庫処分セールが行われています。
また、実店舗ではなく、価格比較のしやすいネットショップで購入するのも一つの方法です。寒冷地の場合は、毎年買い替えるユーザーも多いため、状態のいい中古タイヤを狙う方法もあります。
まとめ
今回はスタッドレスタイヤについて解説しました。スタッドレスタイヤとは、びょうが打ち込まれていない冬用のタイヤです。価格差は大きいですが、高価なものが最適というわけではないようです。走行環境をふまえて、性能とコストのバランスを考えて選びましょう。なるべく安く購入するには、シーズン前やシーズン後半のセールを狙うのがおすすめです。
出典
株式会社ブリヂストン BLIZZAK(ブリザック) スタッドレスなんでもQ&A BLIZZAK(ブリザック)
住友ゴム工業株式会社 【DUNLOP】 スタッドレスタイヤの基礎知識Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー