更新日: 2024.11.05 その他暮らし

座り仕事の友人たちが次々と「腰痛持ち」に! デスクワーカーの「7割」は腰の痛みを抱えているといいますが「治療」するとなるとどれだけの「費用」がかかるのでしょうか?

座り仕事の友人たちが次々と「腰痛持ち」に! デスクワーカーの「7割」は腰の痛みを抱えているといいますが「治療」するとなるとどれだけの「費用」がかかるのでしょうか?
デスクワークをしていて腰の痛みを感じたことがある人もいるでしょう。座りっぱなしで仕事をしていると腰に負担がかかり腰痛になる恐れがあります。本記事ではデスクワークで腰痛を感じている人の割合を紹介するとともに、腰痛治療にかかる費用や費用をかけずに行う腰痛対策を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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デスクワークによって腰痛を感じている人の割合

NLC野中腰痛クリニックが行った「腰痛×デスクワーク」に関する調査では、腰痛を感じることはあるか、という質問に対する回答の割合が表1の通りとなりました。
 
表1

よくある 26.9%
たまにある 48.0%
あまりない 16.7%
まったくない 8.4%

※NLC野中腰痛クリニック「「腰痛×デスクワーク」に関する調査」より筆者作成
 
デスクワークをする人で腰痛があると回答した人は、約75%にものぼります。長時間椅子に座りっぱなしの状態は、腰に負担をかけていると考えられます。
 

腰痛治療にかかる費用相場

腰痛治療を行うと診療報酬が発生します。診療報酬とは、病院で実施される医療行為に対して支払われる金銭を指します。すべての医療行為には点数が定められており、点数×10円が診療報酬金額だといわれています。患者は、国民健康保険などの健康保険証を提示すれば3割負担の支払いで済みます。表2では、腰痛治療にかかる主な費用を紹介します。
 
表2

診察料 3割負担 1200円前後
全額負担 4000円前後
レントゲン撮影費 3割負担 171円程度
全額負担 570円程度
MRI検査費 3割負担 4860円程度
全額負担 1万6200円程度
CT検査費 3割負担 3060円程度
全額負担 1万200円程度

※筆者作成
 
治療費は病院や症状によって異なる可能性があるため、あくまで目安として参考にしてください。
 

治療費をかけないためにも腰痛を予防しよう

腰痛による治療費を抑えるためには、腰痛を予防することが大切です。デスクワーク中こまめに体を動かしたり、正しい姿勢で作業をしたり、日常動作に気を配ることが腰痛予防につながる可能性があります。
 

こまめに体を動かす

デスクワークをはじめ、介護や看護、長距離ドライバーなど同じ姿勢を長時間続けたり、重い荷物を持ったりする仕事の人は、腰に負担がかかるといわれているため、腰痛になりやすい傾向があるようです。腰痛を予防するためにも、スキマ時間を活用して歩いて買い物に行ったり、なるべく階段を使ったりと日常生活の中でこまめに体を動かすことを意識しましょう。また、腰痛予防にはラジオ体操や太極拳なども有効だと考えられています。
 
長時間椅子に座ってパソコン作業や運転をする際は、30分や1時間に一度は休憩を取り軽く体を動かしましょう。仕事で重たい荷物を持ち上げる際は、中腰を避けて腰を落とした姿勢で持つようにしてください。日常生活の中でも顔洗う際は前かがみにならず足を開いたり軽く膝を曲げたりして洗面台の高さに合わせましょう。
 

正しい姿勢でデスクワークする

長時間のデスクワークで猫背の状態が続くと腰に負担がかかる可能性があります。腰に負担が少ないとされている基本的な姿勢は以下の通りです。

●顎を引く、背筋を伸ばす腰と足の付け根が直角になるよう深い位置に座る

また次のような姿勢は腰に負担をかけてしまう可能性があるため避けましょう。

●猫背
●椅子の背もたれに寄りかかる
●腰を反らせる

姿勢が悪いと筋肉が緊張し疲労が大きくなる可能性があります。
 

日常動作に気を付ける

仕事や家事などのちょっとした日常動作を意識するだけでも、腰痛予防につながる可能性があります。例えば、中腰や前かがみの姿勢はなるべく避けましょう。同じ姿勢を長時間とらないよう意識し、30分に一度ほど体を伸ばしたり、腰を回したりストレッチを行うことをおすすめします。
 

腰痛の治療費を削減するためには予防が大切

腰痛の治療費は病院や症状によって異なりますが、3割負担の場合で9000円ほど必要になる可能性があります。治療費を節約するためには、腰痛を発症する前から、日常生活における体の動かし方や姿勢に気をつけることが大切です。治療費を節約するとともに、自分の健康を守るためにも、日ごろから体の使い方を意識しましょう。
 

出典

NLC野中腰痛クリニック 「腰痛×デスクワーク」に関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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