お店でもらったレシートはすぐ捨てています。友人から「捨てているの?」と驚かれましたがアプリで支払っているので記録は残っているのです。財布に入れておくメリットって何でしょうか?
配信日: 2024.11.07
本記事では、レシートを捨てる人と保管しておく人の割合をはじめ、レシートを捨てずに保管しておくメリットを解説します。記事を通して、実はレシートを保管しておいたほうがよいという考えになるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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レシートを捨てる人と保管しておく人の割合
LINEリサーチが運営する調査メディア「リサーチノート」が、日本全国の15~64歳の男女(調査時期:2023年4月、有効回収数:5254サンプル)に行った調査によると、買い物のときに受け取ったレシートは「金額、ポイント、買ったものなど内容を確認したら捨てる」という人が全体の38.7%です。
年代別で見てみると、20代・30代・40代・50代・60代ともに「内容を確認したら捨てる」と回答した人がもっとも多く37.3~41.6%でした。10代は「特に何もしないで財布に入れておく」と回答した人が34.8%ともっとも多く、次に「内容を確認したら捨てる」の26.6%でした。
すぐに捨ててしまう人も一定数いる
レシートをすぐに捨ててしまうと回答した人も一定数おり、以下のように年齢が若いほど割合が高い傾向でした。
・10代:21.9%
・20代:18.3%
・30代:13.4%
レシートを捨てずに保管しておくメリット
レシートを捨てずに保管しておくメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。
・返品・返金時は原則としてレシートが必要
・支出管理を行う際に役立つ
・簡単にポイ活ができる
レシートは、捨てずに必ず保管しなければならないという決まりはありません。しかし、すぐに捨ててしまうことで、結果的に損をする場合があります。購入した商品に問題点がないか、使いみちはないか確認した後にレシートを捨てるとよいでしょう。
返品・返金時は原則としてレシートが必要
「サイズが合わなかった」「思っていた商品と違った」「購入した商品に不具合があった」などの理由で返品が必要な場合、原則としてレシートが必要です。ただ返品したいと店舗に持ち込まれても、購入した商品に関する情報が分からず、確かに商品を購入したという証明になりません。
ホームページや店頭に「〇日以内にレシートを持参すれば返品を受け付けます」といった案内をする店舗もあり、返品を受けてもらえなければ購入金額が戻ってこないケースもあるでしょう。
また、レジの打ちミスなどお店のミスもレシートがあれば証拠となります。返金してもらいたい場合も、レシートの提出は必要となります。
できれば、購入した商品に返品・返金や交換の必要がないことを確認できるまでは、レシートを保管しておいたほうが安心です。レシートなしで受け付けてくれる店があったとしても、それはあくまでも店舗側の好意です。レシートありの場合と比べて、手続きに時間を要すると考えてよいでしょう。
支出管理を行う際に役立つ
レシートは、支出管理を行う際に役立ちます。レシートから支出金額だけでなく、いつ・どこで・何を購入したのかをすぐに確認できるからです。レシートを1ヶ月ごとなどにまとめて管理すれば、後から無駄遣いや買いすぎに気付き、節約できるポイントが見つかるなど、家計の改善を行うに当たって重要な役割を持っています。
簡単にポイ活ができる
ポイ活にはさまざまな種類があり、そのうちの一つがレシートの画像を送信してポイントがもらえるアプリです。初期費用なしで利用するに当たって特に難しい手順はなく、ポイ活初心者でも継続的に取り組めるでしょう。また、撮影したレシートの店舗情報や購入商品が自動で記録されるなど、家計簿の機能を持つアプリもあります。
レシートはすぐ捨てずに活用方法を見つけてみよう
レシートは、すぐに捨ててはいけないわけではありません。アプリで支払いを行い、そちらで履歴を確認できて問題点がなければ、レシートを保管しておく必要はないでしょう。
ただし、レシートがあれば返品や返金が必要になった場合に手続きをスムーズに進められます。また、その他にも支出管理を行う際に役立つ、簡単にポイ活ができるなどのメリットがあります。すぐにレシートを捨てるのではなく、活用方法が見つかるまでは財布の中に入れておいてもよいかもしれません。
出典
LINEヤフー株式会社 LINEリサーチ リサーチノート 買い物時のレシート「毎回受け取る」人は全体の7割弱!受け取り後「内容を確認したら、捨てる」が4割弱
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー