「19歳・16歳・13歳」の三姉妹を持つ親です。10月からの児童手当が「増額」となる家庭ですが、手続きをし忘れてしまいました。今から手続きしても“満額”はもらえないのでしょうか…?
配信日: 2024.11.12
本記事では、児童手当の申請が必要であったのに申請を忘れてしまった場合、今から申請すれば改定後の手当額を満額受給できるのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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児童手当改定に伴う申請が必要なケース
2024年10月以降の児童手当の拡充のポイントは次の通りです。
1. 所得制限を撤廃
2. 支給期間を高校生年代まで延長
3. 第3子以降の支給額を3万円に増額
4. 支給回数を偶数月の年6回に増加
これら拡充の対象者は、申請や増額の申請が必要となる場合があります。具体的には次の通りです。
●所得制限により、2024年9月時点で児童手当・特例給付を受給してない人
●高校生年代の子どものみを養育している人
●扶養している子どもが3人以上、かつ22歳になる年の年度末までの上の子ども(※)がいる人
※親などに経済的負担のある子どもに限る
申請の締切は市区町村ごとに異なる
先ほど紹介した通り、児童手当の支給月は10月の改定以降、従来の年3回から年6回に支給回数が増えますが、前月までの分がまとめて支給される仕組みは従来通りです。したがって、今回の改定は24年10月分からとなりますので、改定後の額での初回支給日は12月です。
この支給日に合わせて、市区町村では、事務処理の期間を考慮して申請の締切を設けています。締切は市区町村によって異なりますが、概ね8月末~10月末の申請期日が多くなっています。まずは、お住まいの市区町村が設定している締切期日を確認してみてください。
申請を忘れても猶予期間がある
市区町村が定めた期日までに手続きできなかった場合でも、申請猶予期間が設けられており、2025年3月31日までに申請すれば、24年10月分にさかのぼって改定後の支給額を満額受給することができます。
ただし、申請が2025年4月以降になってしまった場合、申請後の月、つまり4月以後の月から改定後の金額が適用され、過去の分(2024年10月~2025年3月分)にさかのぼって受給することはできないので注意が必要です。申請忘れに気がついた人は、早めにお住まいの市区町村に申請しましょう。
手続きを忘れてしまったら2025年3月31日までに申請しよう
2024年10月の児童手当改定に伴い申請が必要な人は、所得制限でこれまで児童手当・特例給付を受給していなかった人や、子どもの年齢や人数の確認が必要な人などが該当します。
申請期日は市区町村によって異なりますが、申請を忘れてしまい期日までに間に合わなかった場合でも、2025年3月31日までに申請すれば、過去分にさかのぼって、受給することができます。
ただし申請が2025年4月以降になってしまうと過去の分にさかのぼっての支給はされなくなりますので、まだ申請をしていない人は3月31日までに忘れずに申請しましょう。
出典
政府広報オンライン 2024年10月分から児童手当が大幅拡充!対象となるかたは必ず申請を
子ども家庭庁 もっと子育て応援!児童手当
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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