隣の部屋の音漏れがひどい…!騒音を理由に「通報」してもよいのでしょうか?また、自分でできる騒音対策を教えてください。

配信日: 2024.11.13

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隣の部屋の音漏れがひどい…!騒音を理由に「通報」してもよいのでしょうか?また、自分でできる騒音対策を教えてください。
隣の部屋からの騒音がひどく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。我慢の限界を感じて「通報」を検討している方もいるかもしれません。
 
本記事では、騒音の通報が可能なケースを解説し、通報前にできる効果的な防音対策についても紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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近隣トラブル1位は「生活音や騒音」

株式会社ヴァンガードスミスは、引っ越しや新生活の時期に多くの人が不安を感じる「近隣トラブル」に関するアンケート調査を実施しました。
 
1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)に在住する20~69歳の男女500名を対象とした調査では、「生活音や騒音」に関するトラブルが最も多く挙げられる結果となりました。
 
具体的には、「深夜の騒ぎ声で眠れなかった」や「上階の子どもが走り回る音や夜遅くまでの物音が気になる」といった不満が多く寄せられています。また、環境により異なる例として、「ピアノの音が響いて迷惑だった」や「テレビの音が気に障る」といった声も見られました。
 
このように、騒音被害と一言で片付けるのは難しいものの、多くの人が日常的な音に悩まされている実態が明らかになっています。
 

耐え難い騒音は通報を

過度な騒音は法律上、不法行為と判断される場合もあるため、我慢できないほどの騒音に直面した際は、ためらわず警察に通報しましょう。
 
警察に通報が入ると、現場に急行した警察官が騒音の発生源を確認したうえで、問題の当事者に対して直接注意を行うため、迅速な解決が期待できます。
 
緊急性がない場合は警察相談専用電話を活用するのがおすすめです。「#9110」に電話をかけると各都道府県警察本部などの相談窓口につながるため、内容に応じた適切な相談窓口を案内してもらうこともできます。
 

騒音被害を通報する際のコツ

110番に通報する際は警察がスムーズに対応できるよう、騒音の発生場所や音の種類を事前に整理しておくと、冷静に対応できます。
 
電話がつながると、まず「事故か事件か」を確認されるため、「騒音被害です」と答えましょう。その後、必要な情報については警察が順に質問するので、落ち着いて状況を説明してください。
 
継続的な騒音であれば、その経過も簡潔に伝えておくと効果的です。通報時には、名前や住所を聞かれることもありますが、匿名での通報も可能です。匿名だからといって対応が疎かにされることはありませんので、個人情報を明かしたくない場合はその旨を伝えても問題ありません。
 
また、現場対応後に報告を希望するかどうかも聞かれますが、必要がなければ拒否することも可能です。ただし、自宅の電話から通報した場合、発信元が自動的に警察に通知されるため、状況によっては訪問を受ける可能性もあります。完全な匿名を希望する場合は、公衆電話を利用するとよいでしょう。
 

自分でできる騒音対策

自分で簡単にできる防音方法をご紹介します。
 

家具配置で簡単防音

家具の配置を工夫するだけでも防音効果が期待できます。本棚を壁に沿わせると壁の厚みが増したような効果があり、クローゼットなど大型家具を置くことでさらに音の侵入を防げます。
 

隙間テープで音の侵入を防ぐ

窓やドアの隙間からの音を防ぐには、隙間テープが効果的です。防音テープや遮音テープを使うことで、吸音性がさらに高まります。適切な厚みのテープを選ぶことで、効果が向上し、開閉のしやすさも維持できます。
 

厚手カーテンで窓の防音

窓の音漏れには、厚手のカーテンや防音カーテンがおすすめです。音を通しにくい素材を使ったものは効果が高く、裏地に防音ライナーを追加することでさらに改善できます。隙間テープと併用すれば、より高い防音効果が得られます。
 

防音シートで壁や窓を強化

防音シートや遮音シートを壁や窓に貼ると簡単に防音できます。ただし、シートだけでは効果が不十分なため、防音パネルやボードと組み合わせて使うと効果的です。
 

隣の部屋からの騒音に悩まされているなら通報してもよい

隣の部屋からの騒音に悩む方は多く、時には通報を検討することもあります。法律上、過度な騒音は不法行為と見なされることがあるため、我慢できない場合は警察に通報して対処してもらうことも必要です。
 
通報時は、騒音の発生場所や音の種類を事前に整理しておくと、スムーズに対応できます。匿名での通報も可能ですが、発信元が通知されることを考慮して、公衆電話を利用するのも一つの手です。
 
自分でできる騒音対策としては、家具の配置を工夫することや、隙間テープを活用すること、厚手カーテンや防音カーテンを取り入れること、さらには防音シートを壁や窓に貼ることが挙げられます。
 
これらの方法を組み合わせることで、より快適な音環境を実現し、ストレスを軽減することができるでしょう。
 

出典

株式会社ヴァンガードスミス 「近隣トラブル」に関する調査 (PR TIMES)
警視庁 相談ホットラインのご案内
政府広報オンライン 警察に対する相談は警察相談専用電話 「#9110」番へ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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