更新日: 2024.11.17 その他暮らし
年収300万円の娘は「軽自動車」「コンパクトカー」どちらを買うか迷っているようです。アドバイスしたいのですが、それぞれの価格と性能が分かりません…。
今回は「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらを選ぶべきか悩んでいる際、どのような項目で比較すべきかをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収300万円の場合は「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらがよい?
年収300万円の場合に「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらを選べばよいかは、人それぞれ異なります。例えば月の収入と支出のバランスや、自由に使えるお金などを考慮して選べば、失敗につながるリスクは軽減できるでしょう。
「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらを選べばよいかに悩む場合は、以下の4点を比較してみてください。
・車両価格
・維持費
・安全性能
・燃費
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
車両価格
軽自動車とコンパクトカーを比較すると、車両価格の部分に差があると考えられます。選ぶ車種にもよりますが、基本的にはコンパクトカーのほうが高くなると考えられるでしょう。
例えばスズキから販売されている軽自動車「アルト」の車両価格は106万4800円〜となっています。対してコンパクトカーの「スイフト」は172万7000円〜と、約66万円の差があると分かりました。
日産の軽自動車「ルークス」とコンパクトカーの「ノート」を比較しても、163万7900円〜と229万9000円〜となり、約66万円の差があります。このことから車両価格の面で、コンパクトカーの負担は大きくなると考えられるでしょう。
なお、車を購入する際の目安金額は年収の半分または半分以下とされています。そのため、年収300万円の場合、150万円以下が無理なく購入できる目安となるでしょう。それを踏まえると、前述したコンパクトカーの価格はすべて150万円を超えているため、軽自動車の方が経済的負担は少なくなると予想できます。
維持費
軽自動車とコンパクトカーを比較すると、維持費の面でも違いが出ると考えられます。具体的には自動車税や自動車重量税の部分に差が生まれると想定でき、それぞれの金額は表1の通りです。
なお、コンパクトカーは車種によって車両重量や排気量に幅があるため、今回は前述した「ノート」と「スイフト」の場合としています。
表1
自動車税 (令和元年10月1日以後初回新規登録) |
自動車重量税 | |
---|---|---|
軽自動車 | 1万800円 | 6600円 |
日産 ノート | 3万500円 | 2万4600円 |
スズキ スイフト | 3万500円 | 1万6400円~2万4600円 |
※筆者作成
自動車税は年に一度、自動車重量税は2年に一度の支払いが必要となります。表1に定めた条件の場合、2年間で2万9500円~3万7700円の差額が生まれると想定できるでしょう。
このほかにも車検費用やガソリン代、駐車場代などの維持費もかかります。年収300万円は手取りで20万円程度となるため、生活費にくわえて維持費を支払う場合、少しでも維持費の安い軽自動車のほうがおすすめといえます。
安全性能
軽自動車とコンパクトカーの場合、安全性能面で違いが生まれるケースもあるようです。おもにはボディ剛性の強さや搭載されている安全支援機能に差があると考えられており、コンパクトカーには衝突被害軽減ブレーキや車間距離制御装置(ACC)などが搭載されているケースが見られます。
ただし、近年は軽自動車にも衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)や車線逸脱警報(LDW)などの安全装備も搭載されているようです。
選ぶ車種によって搭載されている装備は異なる点と、断言はできませんが、安全性能を重視しているのであれば、現状はコンパクトカーを選んだほうが安心かもしれません。
燃費
軽自動車とコンパクトカーでは、燃費の部分に差が出るケースも珍しくないようです。例えばスズキから販売されている「アルト」と「スイフト」を比較してみると、燃料消費率で以下の数値が掲載されていました。
・アルト(HYBRID X/S 2WD車):27.7キロメートル/リットル
・スイフト (HYBRID MZ/MX 2WD・CVT車):24.5キロメートル/リットル
なお、上記は一例であり、必ずしもコンパクトカーの燃費が劣るとは限らないでしょう。燃費を気にするのであれば、自身が検討している車種の数値を一度確認してみてください。
年収300万円の場合、「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらがよいかは人によって異なる
年収300万円の場合に「軽自動車」と「コンパクトカー」のどちらがよいかは、人によって異なると考えられます。これは求める条件がそれぞれ違うことが関係しており、なにを重視して車を選ぶかが変わってくるためです。
例えば、購入費用や維持費を重視するのであれば、軽自動車の方が安く済むケースがほとんどでしょう。対して性能面を重視するのであれば、コンパクトカーのほうが充実している可能性が高くなります。
軽自動車とコンパクトカーにはそれぞれメリットやデメリットがあり、内容を比較することが重要といえるでしょう。本記事で紹介した内容以外にもさまざまな違いがあると考えられるため、まずは自分の求める条件を整理してみてください。
出典
スズキ株式会社 アルト
スズキ株式会社 スイフト
日産自動車株式会社 ノート[NOTE]
日産自動車株式会社 ルークス[ROOX]
軽自動車検査協会 Q. 7-004 車検の際に支払う重量税の金額を教えてください。
札幌市 軽自動車税
東京都主税局 自動車税種別割
厚生労働省 令和5年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート) その5(6ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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