更新日: 2024.11.21 その他暮らし

車をコインパーキングに3時間駐めたら「5400円」も請求されました!最大料金の「2000円」だと思っていたのですがなぜでしょうか…?

車をコインパーキングに3時間駐めたら「5400円」も請求されました!最大料金の「2000円」だと思っていたのですがなぜでしょうか…?
車で出掛ける機会の多い方にとって、コインパーキングはなくてはならない存在ともいえるでしょう。駅前や観光地をはじめ、コインパーキングは街中のいたるところにあるため、一度は利用したことがあるという方も多いかもしれません。
 
とても便利なコインパーキングですが、料金にまつわるトラブルには注意が必要です。例えば、「数百円だと思っていたのに数千円も請求された……」という話も少なくありません。当記事ではこのような事態に遭遇しないよう、コインパーキングの料金体系やよくあるトラブルを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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コインパーキングの料金体系

一般的にコインパーキングの料金体系には、「通常料金・基本料金」と「最大料金」という考え方があります。
 
通常料金・基本料金は「10分300円」「60分500円」のように、分あたりや時間あたりにかかる駐車料金です。例えば、「60分500円」のコインパーキングに3時間車を駐めると、駐車料金は1500円(500円×3時間)となります。
 
最大料金は一定の時間や特定の時間帯は一定の料金が適用され、それ以上は課金されない料金システムです。最大料金の設定はコインパーキングによって異なりますが、「入庫後12時間以内」のように時間ごとに設定されているケースや、「8:00~20:00」のように時間帯ごとに設定されているケースなどがあります。
 
例えば、「入庫後12時間以内2000円」のように最大料金があるコインパーキングに3時間車を駐めると、駐車料金は2000円です。通常料金・基本料金が「60分500円」などと設定されていたとしても、12時間以内であれば最大料金の2000円以上請求されることはありません。
 

最大料金が適用されない時間帯や曜日などには注意が必要

最大料金が設定されている場合は一定額以上請求されないため、車を長時間駐めたい場合はお得な料金体系といえます。しかし、最大料金には「例外」が設定されているケースがあるため、注意が必要です。コインパーキングによっても異なりますが、土日祝日は対象外のケースや、1日の中で対象外の時間帯があるケースなどがあります。
 
例えば、通常料金・基本料金が「10分300円」のコインパーキングに3時間車を駐めたケースを考えてみましょう。「入庫後12時間以内2000円」などと最大料金が設定されていた場合は、3時間駐めても駐車料金は2000円です。
 
しかし、例外の曜日や時間帯が設定され、駐車したのがその例外に該当した場合は、最大料金は適用されません。「土日祝日は最大料金が適用されません」などと書かれており、駐めたのが日曜日だった場合、駐車料金は5400円(300円×6×3時間)となります。
 

コインパーキングのよくあるトラブル

一見お得な最大料金ですが、適用されない例外も多いため注意が必要です。独立行政法人国民生活センターにも相談が寄せられており、「コインパーキングを利用する際は、可能な範囲で、入庫前に入り口付近や精算機付近の詳細案内に目を通し、以下の点を確認しましょう」と注意を呼びかけています。

チェックポイント

●最大料金が適用されるか、通常料金が適用されるか
●土日祝日、イベント等の特別料金が設定されていないか

 
「最大料金」が適用される場合は、以下の点も確認しましょう。
●時間、スペース、曜日等の条件はあるか
●適用回数等に上限はあるか(1日限り、1回限り、○時間以降は通常料金が加算されますなどの記載が無いか)

表示に不備があったなどでトラブルに巻き込まれてしまった場合は、料金が記載されている看板などを写真に残して消費生活センターや消費者ホットラインなどに相談するのもひとつの方法です。
 

まとめ

今回はコインパーキングの料金体系やよくあるトラブルについて解説しました。コインパーキングの最大料金はお得な料金システムですが、適用されない例外も多いため注意が必要です。意図せぬ高額請求などに遭遇しないよう、利用する場合は料金体系をしっかりと確認しましょう。
 

出典

独立行政法人国民生活センター 消費者トラブル解説集 「当日最大600円」のコインパーキングに2日間駐車したら4,000円請求された!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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