更新日: 2024.11.21 その他暮らし

車を所有しながら都内で暮らすのはキツイですか…?「月給23万円」ですが、車持ちでも生活できるでしょうか?

車を所有しながら都内で暮らすのはキツイですか…?「月給23万円」ですが、車持ちでも生活できるでしょうか?
都内で一人暮らしを始めるにあたり、車を所有しながら月給23万円での生活が可能かどうかは、車の維持費と東京での生活費を合わせて考える必要があります。
 
そこで今回は、単身世帯の平均支出を参考に、月給23万円で車を所有しながら、都内で一人暮らしができるのかについて検証します。東京都にお住まいで車を保有している方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

月給23万円の手取り額と、一人暮らしにかかる平均支出について

一般的に、社会保険料や所得税などを差し引いた実際の手取り額は、月給の75~85%程度といわれています。この割合を基に計算すると、月給23万円の手取りはおよそ17万2500円〜19万5500円で、実際に使える金額となります。
 
総務省統計局が行った2023年の家計調査(家計収支編)によると、34歳以下の単身世帯の主な支出の平均額は以下の通りです。

住居:3万6954円
 
食料:3万8666円
 
光熱・水道:1万119円
 
交通・通信:2万1403円
 
教養娯楽:2万2342円
 
交際:1万83円

34歳以下の単身世帯における1ヶ月の消費支出が、合計17万281円のようです。これはあくまで平均値であり、実際の支出は個人の生活スタイルに左右されますが、一人暮らしの目安としてください。
 

毎月車にかかる費用

車を所有する場合、ガソリン代や車検費用などの維持費や、駐車場の利用料金が必要になります。ここでは、東京都台東区で軽自動車にかかる平均費用を想定し、解説します。
 
ソニー損害保険株式会社が実施した「全国カーライフ実態調査」によると、軽自動車にかかる毎月の維持費(保険料、ガソリン代・燃料代、駐車場代、修理代など)の平均は1万1000円でした。
 
さらに、東京都台東区の軽自動車税及び自動車重量税は1万4100円、自賠責保険は1万7540円(保険期間が24ヶ月の場合)です。自動車税については、平成27年4月1日以降に最初の車両番号の指定を受けた(新規検査を受けた)車両として算出しています。
 
東京都台東区で駐車場にかかる1ヶ月の平均費用は、3~4万円ほどです。東京都とひと口にいっても、地域によって駐車場代には幅があるため、目安として参考にしてください。
  

月給23万円で車を所有しながらの生活は可能なのか?

月の手取りを19万5500円とした場合、基本的な生活費の17万280円だけで、ギリギリの予算になります。都内で生活する場合、車にかかる維持費が平均よりも高いと、予備費や貯蓄費用はねん出できないでしょう。
 
毎月の支出を少しでもおさえるために次のような工夫をすると、家計に余裕ができるかもしれません。
 
【住居費をおさえる】
 
通勤に負担がかからない範囲で、家賃の低いエリアを選択すると住居費をおさえられます。
 
【通信費を見直す】
 
大手キャリアを使用している場合は、格安スマホの利用で通信費を削減できます。
 
【車を手放しカーシェアを利用する】
 
車の維持費が負担になる場合は、車を手放して必要時のみカーシェアを利用することで、月々の費用を減らせます。
 

都内の一人暮らしで車を所有する場合、月給23万円では生活できない可能性がある

月給23万円で、車を所有しながら都内にて一人暮らしをする場合は、生活に余裕がなくなる可能性があります。都内では、駐車場代が高額な傾向にあるため、いかに安くおさえられるかがポイントとなるでしょう。
 
車の維持費が負担になる場合は、家計における支出の割合が高い、家賃やスマホ代(通信費)などを見直すといいかもしれません。それでも車の維持が難しい場合は、カーシェアなどを検討しましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 2023年 表番号2
ソニー損害保険株式会社 リサーチレポート ソニー損保「2023年全国カーライフ実態調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集