上司が出張中に新幹線内で「PC作業」をし始めました。普通車で仕事をするのは問題ないのでしょうか?別の車両にうつるべきですか?

配信日: 2024.12.19

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上司が出張中に新幹線内で「PC作業」をし始めました。普通車で仕事をするのは問題ないのでしょうか?別の車両にうつるべきですか?
新幹線での出張中、移動時間を有効活用して仕事を進める方も多いでしょう。新幹線ではパソコン作業が禁止されているわけではありませんが、周囲への配慮が求められます。
 
近年では、オフィス以外の場所で仕事をしたい人や、移動中に仕事をしたいと考えている人のニーズに応えるため、仕事に適した専用車両や座席が用意されているケースもあり、より快適な環境で作業を進めることが可能です。
 
本記事は、新幹線で仕事する際に適した車両やサービスを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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新幹線の車両ではパソコン作業を禁止していない

新幹線の車内では、パソコンを使った作業が禁止されているわけではありません。そのため、新幹線での移動中に、メール処理や資料作成などの作業を行うことは可能と考えられます。
 
ただし、東海旅客鉄道株式会社のウェブサイトには「パソコンをご利用の際は、スピーカー音やキーボード操作音など、まわりのお客様のご迷惑とならないようご注意ください」との案内があります。パソコンで作業する際には周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
 

新幹線の中でもビジネス利用に特化した車両がある

移動中でも効率よく仕事を進めたいと考えている人のために、新幹線には特定の車両や座席が用意されています。より快適で集中しやすい環境が整備されており、移動時間を有効活用したい方にとっては理想的な選択肢でしょう。
 
ここでは、西日本旅客鉄道株式会社「JRおでかけネット」に掲載されている情報を基に、東海道・山陽新幹線と北陸新幹線について紹介します。
 

東海道・山陽新幹線:「S Work車両」と「S Work Pシート」

東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の16両編成車両では、移動中でも仕事を円滑に進められるように7号車の指定席を「S Work車両」として、パソコン作業やWEBミーティングが行える環境を整備しています。チケットの予約は「e5489」や「エクスプレス予約」「スマートEX」を通じて、オンラインで手軽に手配可能です。
 
また、7号車内の一部座席には「S Work Pシート」が設けられており、3人掛け席の中央(B席)にはパーティションなどが設置されています。
 
この設計により、窓側(A席)や通路側(C席)の利用者は、他の乗客の視線を気にせず作業に集中できる環境が実現されているのです。「S Work Pシート」は、普通車指定席の料金に追加で1200円支払うと利用できます。
 

東海道・山陽新幹線(N700S):「ビジネスブース」

2023年10月1日より、東海道・山陽新幹線のN700S車両に「ビジネスブース」が本格的に導入されました。この専用スペースは、短時間の打ち合わせやWEB会議におすすめで、周囲を気にせず集中して利用できる環境を提供しています。
 
事前に10分単位での予約を行って利用するシステムで、1回あたりの予約は最大60分まで可能です。料金は30分までは10分ごとに200円、30分を超える場合は10分ごとに300円と、手軽に利用できる価格設定です。
 

北陸新幹線:「TRAIN DESK」

北陸新幹線の「TRAIN DESK」は、車内での仕事や勉強を優先した普通車指定席で、「ワーク&スタディ優先車両」として設計されています。「TRAIN DESK」の利用には普通車指定席料金が適用され、追加料金はかかりません。
 
利用する場合は、指定席券売機や「えきねっと」、みどりの窓口で指定席特急券を購入する際に「TRAIN DESK」を指定して購入する必要があります。
 
注意点として、座席での通話やWEB会議は可能ですが、東海道・山陽新幹線の「S Work車両」などと同様に、ヘッドセットやマイクの使用が推奨されており、小さな声での利用が求められます。また、キーボードの操作音や通話・会話は、周囲の利用者への配慮を忘れないよう、注意しましょう。
 

新幹線で仕事をするのは問題ない|作業に適した車両や座席も用意されている

新幹線では、通常の車両でもパソコン作業は問題なく行えますが、周囲への配慮を忘れないことが大切です。なお、東海道・山陽新幹線の「S Work車両」や「ビジネスブース」、北陸新幹線の「TRAIN DESK」のように、作業に特化した環境を提供する車両やスペースもあります。
 
移動中の時間を有効活用したい方は、専用車両を積極的に利用してみるのもよいでしょう。自分に合った作業環境を選ぶことで、移動時間の生産性をさらに向上させられるかもしれません。
 

出典

東海旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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