プラスチックストローの使い回しは、衛生的に問題ないのでしょうか?
配信日: 2024.12.19
その1つとして、使い捨てプラスチックストローの使い回しがあります。今回は、使い捨てストローを使い回した場合のリスクと、ストローを衛生的に使う方法についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
プラスチックストローを使い回すことによる衛生的なリスク
脱プラスチックが叫ばれる中、大手の飲食店でも、紙製のストローを使うなどの対策を行っています。本来は使い捨てであるプラスチックストローを使い回すのは、エコのようですが、衛生面ではあまりおすすめできません。
ストローは構造上、一度口に入った飲み物が逆流して戻るため、多くの雑菌が繁殖しやすい環境になりがちです。洗って使っているといっても、軽くすすぐだけでは、中の汚れが完全に取れていない可能性があるためです。
とくに曲がるストローの場合は蛇腹部分に汚れがたまりやすく、ストロー専用のクリーニングブラシを使っても、汚れを落としきれないおそれがあります。
何度も使うならリユーザブル・ストロー
ストローを何度も使うのであれば、リユーザブル・ストローを検討してみましょう。
リユーザブル・ストローには、紙や麦などからできている「植物性」のものや、ステンレス・アルミでできている「金属製」のものがあります。そのほかに「ガラス製」や「シリコン製」のリユーザブル・ストローもあります。
植物性のストローは、2〜3回程度しか再利用できないものが多いため、より長く使うのであれば、植物性以外の方がよいでしょう。
リユーザブル・ストローを使うメリット
プラスチック製の使い捨てストローは、細く小さいためリサイクルが困難です。使い終わったプラスチックストローは、通常燃えるゴミとして処分されるのですが、テイクアウトの際などに、ポイ捨てされやすいようです。
屋外で使われてポイ捨てされたストローは、やがて海にたどり着き、海洋プラスチックごみの原因となります。
しかし、リユーザブル・ストローを使うことで、無駄なプラスチックごみを排出することがなくなります。また、プラスチック製のストローの生産・廃棄時に出るCO2の排出を減らすことも可能です。
リユーザブル・ストローを衛生的に使う方法
リユーザブル・ストローも、使い捨てのストロー同様に、雑に扱えば雑菌が繁殖します。正しく洗浄して、衛生的に使いましょう。
リユーザブル・ストローは、素材によって洗浄方法が異なります。どの素材でも可能なのは、専用のクリーニングブラシで洗う方法です。洗剤をつけて、きれいにこすり洗いしましょう。
食洗器対応のストローであれば、食洗器に立てて入れ洗浄できます。熱湯に対応しているストローの場合は、煮沸消毒もおすすめです。
リユーザブル・ストローの値段
リユーザブル・ストローは、1000円前後から購入できます。
何本かセットになっているものや、持ち運び用のケースがついているもの、専用のクリーニングブラシがついているものなどがあるため、用途に合わせて購入するとよいでしょう。
中がきれいに洗えているか心配な方には、同じく1000円程度で購入できるシリコン製の「開いて洗えるストロー」がおすすめです。
使い捨てストローの使い回しは、雑菌が繁殖するおそれも。何度も使うならリユーザブル・ストローも選択肢の1つ
使い捨てのプラスチック製ストローを何度も使い回すのは、衛生的におすすめできません。もったいない病の方には、プラスチック製ではない「リユーザブル・ストロー」を薦めてみましょう。
リユーザブル・ストローには「植物性」「金属製」「ガラス製」「シリコン製」などがあり、植物性以外のものであれば、繰り返し利用可能です。衛生面が心配な方は、開いて洗えるシリコン製ストローなども候補に入れ、用途や使いやすさを考慮して選ぶとよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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