予約していた「新幹線の荷物スペース」、知らない人が勝手にベビーカーや荷物を置いていました!注意してトラブルになるのも嫌なのですが、諦めるしかないのでしょうか…?
配信日: 2024.12.23
この荷物スペースですが、特大荷物専用のエリアがあることをご存じでしょうか。東海道・山陽・九州・西九州新幹線に特大荷物を持ち込む場合には、事前予約をして専用の荷物スペースを確保する必要があります。
しかし、特大荷物のルールを知らない方もいるため、予約したのにほかの方の荷物が置かれていて不便な思いをしたという方もいるかもしれません。
そこで、当記事では新幹線に特大荷物を持ち込む場合の専用スペースについてお伝えします。特大荷物の定義や予約方法、トラブルの解決方法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
特大荷物を持ち込む場合は、特大荷物スペースや特大荷物コーナーつき座席の予約が必要
東海道・山陽・九州・西九州新幹線に特大荷物を持ち込む場合、「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」の予約が必要です。西日本旅客鉄道株式会社「JRおでかけネット」によると、特大荷物とは3辺の合計が160cm超から250cm以内の荷物を呼び、250cmを超える荷物は新幹線に持ち込めません。
まず、特大荷物スペースつき座席は新幹線の一部指定席車両の最後部座席で、座席後ろのスペースを荷物置き場として利用できます。次に、特大荷物コーナーつき座席は、最寄りのデッキ部(洗面所横)にある荷物置き場を利用できる座席です。特大荷物スペースつき座席や特大荷物コーナーつき座席はネットや駅の指定席券売機などから予約できます。
なお、北海道・東北・秋田・山形・上越・北陸の各新幹線には、特大荷物を持っている方専用の席はありません。新幹線の車内に荷物置き場があり、事前予約不要で利用可能です。同じ新幹線でも運行エリアによって特大荷物の運用ルールが異なるので、混同しないように気を付けましょう。
事前予約は必要だが、追加料金は不要
特大荷物スペースつき座席や特大荷物コーナーつき座席は事前予約が必要ですが、新幹線に乗るための乗車券と特急券があれば追加料金は不要です。普通車指定席またはグリーン車指定席と同じ値段で事前予約できます。
東海道・山陽・九州・西九州新幹線で特大荷物の持ち込みに事前予約制を導入している背景としては、訪日外国人旅行者の増加などが挙げられます。新幹線の利用者が増加しただけでなく、車内に大きな荷物を持って乗車する方も増えたそうです。すべての方になるべく快適に車内で過ごしてもらうために、荷物置き場を指定席とセットで予約するシステムが導入されることとなりました。
事前予約せずに特大荷物を持ち込むと、手数料1000円がかかる
もし、事前予約せずに東海道・山陽・九州・西九州新幹線に特大荷物を持ち込むと、手数料として税込み1000円の支払いが必要です。事前予約なく特大荷物が持ち込まれた場合には、新幹線の乗務員が指定した箇所に荷物を収納しなければなりません。
こうした乗務員対応への手数料として、1000円が徴収されます。新幹線の乗り降りをスムーズにして、多くの方が安心・快適に車内で過ごすためのサービスなので特大荷物の運用ルールには従いましょう。
持ち主不明な荷物が置かれていた場合は、手を触れずに乗務員に伝えよう
もし、予約していた特大荷物スペースに持ち主不明の荷物が置かれていた場合には、手を触れずに乗務員に伝えましょう。
例えば、今回の事例のように、自分が予約した特大荷物スペースに、知らない人が勝手にベビーカーを置いてしまうケースを考えてみましょう。西日本旅客鉄道株式会社「JRおでかけネット」によると、160cm超えであってもベビーカーは事前予約なく新幹線に持ち込むことができますが、特大荷物スペースや特大荷物コーナーを利用する場合は事前予約が必要です。
しかし、すべての方が特大荷物の運用ルールを理解しているとはいえず、当人たちだけで対応することにより乗客同士のトラブルに発展するリスクもあります。そのため、不要なトラブルを回避するためにも、たとえ相手が明確で問題解決に不安がない場合でも、乗務員に事実を伝えて対応してもらいましょう。
まとめ
旅行や帰省などで新幹線に特大荷物を持ち込むケースもあるでしょう。東海道・山陽・九州・西九州新幹線の場合、特大荷物用のスペースやコーナーを利用するには事前予約をしなければなりません。
追加料金なしで利用できますが、事前予約をせずに特大荷物を持ち込むと手数料として1000円が請求されます。もし、予約していた特大荷物スペースに持ち主不明の荷物が置かれていた場合には、手を触れずに乗務員に伝えましょう。
東海道・山陽・九州・西九州新幹線に乗る場合は、特大荷物のルールを正しく理解することが大切です。
出典
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー