中学生の娘に「iPhoneを買ってほしい」とせがまれます。今は「キッズ携帯」ですが、中学生にiPhoneは高過ぎるでしょうか…?

配信日: 2025.01.26

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中学生の娘に「iPhoneを買ってほしい」とせがまれます。今は「キッズ携帯」ですが、中学生にiPhoneは高過ぎるでしょうか…?
「クラスのみんなが持ってるから、私もiPhoneが欲しい!」と娘に言われると、親としては悩んでしまうものでしょう。わが子だけが仲間外れにされるのは避けたいですが、高価なiPhoneは中学生にとって本当に必要なのでしょうか?
 
本記事では、キッズ携帯とiPhoneの違いや、料金プラン、安全な使い方など、スマホ選びの疑問を解決します。

キッズ携帯とiPhoneの料金はどれくらい違う?

まずは、iPhoneとキッズ携帯との違いを見ていきましょう。キッズ携帯は、通話や簡単なメッセージのやりとりがメインなので、料金が抑えられます。大手通信会社のキッズケータイプランは、月550円程度で利用できます。家族間通話なら通話料は無料のため、家族と連絡を取り合うには十分な機能でしょう。本体価格もおおむね2万円程度と、比較的手頃な価格で購入できます。
 
一方、スマートフォンはインターネットやアプリを使って、通話以外にも情報収集や、SNSの利用ができます。しかし、その分料金も高くなることがほとんどです。大手通信会社の利用料金は、プランにもよりますが月額5000円以上に達します。iPhone本体の料金も、各機種の最安値は約6万円から16万円となっていて、かなり幅があります。いずれにしても、気軽に購入できる金額ではないでしょう。
 

iPhoneを購入する際のポイント

iPhoneには、高性能なカメラや美しい画面、たくさんのアプリなど、魅力がたくさんあります。そこでiPhoneを購入する際のポイントを紹介します。
 
まず考えるべきは、LINEやSNSで友達とつながりたい、ゲームを楽しみたい、動画を見たいなど、子どもがスマホで何をしたいのかによって、必要な機能が変わってくることです。目的によっては最新の機種である必要はないかもしれません。
 
また、データ容量や通話時間など、子どもと使い方を話し合って料金プランを選ぶことが大切です。通話、データ利用無制限のプランで好きなだけ使うのではなく、限度を決めて料金内で使う工夫も必要です。このほか、MVNO(格安SIM)を活用することも検討しましょう。
 
そして、iPhoneを購入する場合は、中古品を購入することも視野に入れましょう。最新の機種が出るとすぐに買い替える人も多く、状態の良いiPhoneが格安で手に入る可能性が高まります。
 

iPhone以外の選択肢もある

iPhone以外にも、Androidスマホを購入する選択肢があります。Androidスマホは、iPhoneと同じようにインターネットやアプリが利用できますが、本体価格は比較的お手頃です。
 

安全なスマホの使い方

スマホには便利な面がある一方、人に悪影響を及ぼす面もあります。特に、子どもの場合、長時間使用による睡眠不足や姿勢の悪化、不適切な情報への接触などのリスクが考えられます。
 
そこで、キッズ携帯からスマホに買い替える際は、スマホの利用時間などのルールを事前に話し合って決め、子どもに安全にスマホを利用させることが大切です。例えば、平日は夕食後から寝る前まではスマホを触らない、寝室にはスマホを持ち込まないなど、具体的なルールを決めましょう。
 
また、子どもの身を守るために「個人情報を載せない、送らない」などの約束事を決め、しっかりと子どもに守らせることも大切です。
 
アプリのダウンロードなどは、保護者が持つスマホで制限をかけることも可能です。子どもが自分で上手にスマホを活用できるようになるまでは、一定の制限をかけて、トラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。
 

まとめ

子どもにいつからスマホを与えるかは、難しい問題です。子どもの成長を考え、家族でじっくり話し合うことが大切です。
iPhoneは高性能ですが、中古品やAndroidスマホなど、さまざまな選択肢があります。料金プランや利用ルールを事前に決め、安全にスマホを使えるようにしましょう。子どもの年齢や使い方に合わせて、最適なスマホを選んであげてください。
 

出典

文部科学省 ケータイ&スマホ、正しく利用できていますか?(高校生版)(2017年版)スマホ時代のキミたちへ
 
執筆者:古澤綾
FP2級

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